日本株で勝負するなら業績回復株が優れた投資手法である理由

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日本株で勝負するなら業績回復株で勝負するのが最も短期間で効率よくお金を増やす方法だと思っています。

 

市場平均にかけるインデックス運用はリスクが少なくゆっくりと確実に資産を増やすことに成功しますが、多くのことを学べません。

 

個別銘柄かインデックス運用か、ここは好みがわかれるところですが、20代でまだまだやり直しが効き易く、資産が少なのなら思い切って個別銘柄に挑戦した方がいいのではないかと思います。

 

投資とはなんなのかを知るためには個別銘柄へ投資をすると多くのことを学べます。もしかしたら市場でお金を失ってしまいますが、失敗から学べることもたくさんあります。

 

個別銘柄で得た知識は、将来インデックス運用に移行したとしてもなくなることはありません。

 

資産形成に成功している個人投資家の方も、若いときには個別銘柄で痛い目にあいます。その失敗から自分に合った投資法にたどり着きます。最初から安定したインデックス運用に走ってしまうと失敗のしようがないのですこし面白味に欠けてしまいます。

→これは完全に個人の好みの話ですね

 

初期費用が少ないうちは思い切って個別銘柄で運用するのも悪くないのかもしれません。

 

あえてタイトルに"日本株で"と付けているのは、最近すこし考え方が変わってきました。日本株よりも米国株に魅力を感じます。日本は今後も長期で成長していく可能性は低いので投資の王道(超長期+複利)が通用しません。

 

日本株と米国株を半々の資産で運用することを検討しています。米国株は長期で持ち続けることを前提に、日本株は少しリスクの高い業績回復株で中期で投資をしたいと考えています。

 

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業績回復株とは

 

業績回復株とは、ピーターリンチによって定義された投資手法を参考にしています。ピーターリンチとは、アメリカの投資家、1944年生まれ、77年に株式投資信託マゼラン・ファンドを運用し、90年に引退するまで13年間に同ファンドの資産を2000万ドルから、140億ドルの世界規模に成長させたファンドマネージャーです。

 

ピーターリンチは、株を6つのカテゴリーに分類していますが、その内のひとつが業績回復株になります。

 

業績回復株とは、会社更生方の世話にならなかったものの、大いに痛めつけられて業績不振から立ち直った企業を指します。業績回復株は、きわめて急速に株価を回復する。この企業に投資する醍醐味は、その株価が相場一般とは関係ないことである。業績が回復せず消えていく企業は多いが、たまに出る業績回復株の大当たりは、大変な儲けをもたらす。

 

業績回復株に投資する理由

 

業績回復株は、難易度が低く企業研究に多くの時間を必要としないため、サラリーマン投資家にとても有効な投資手法です。正しい知識を持って、倒産する企業を避け、適切にリスクを管理できたなら、確実に大きな利益を手にすることが可能になります。

 

企業研究に多くの時間を必要としない理由は、重大な事故を発生して問題が起きる企業は、1年で数何社と数えるほどしかないからです。例えば、世界一の投資家「ウオーレン・バフェット」の投資手法を参考にする個人投資家はたくさんいますが、膨大な数の企業を研究することになります。

 

もし、あなたが日中働いているサラリーマン投資家であれば、物理的に時間が足りません。日本の上場企業は、3600社程あります。1社の財務諸表を分析し、過去10数年に渡って研究するのは骨が折れる作業です。

 

そうして、やっとの思いで見つけた割安株も本当にバフェット銘柄かどうかは、怪しいところです。

 

業績回復株とは具体的にいうと、電力会社のような企業です。現在の電力会社は、2011年の東北沖太平洋地震で全原発が停止していました。もしも、これらの企業が倒産せず、問題を解決し原発を再稼動できたら、株価は数年かけて元の価格まで回復していく可能性があります。

→もちろん本当にそうなるかどうかはわかりませんが

 

原発が停止したことにより、原発を持つ地方電力会社は、3分の1ほど暴落しています。事故が発生し、安値で300万円を買い、数10年後に元の株価に戻ったら900万円の価値になります。

 

割安株投資家のように、膨大な企業の調査も必要としません。財務書のポイントを絞って読むだけです。倒産しないこと、資金繰りに失敗しないこと、発生した問題が営業利益に直接影響を与えないこと。

 

業績回復株の投資家にとって、悪いニュースは絶好の買いのチャンスになります。株価が暴落しても買い増しのチャンスになるので安心して見ていられます。株価が暴騰したら、含み益が増えていくだけです。

 

業績回復株で13倍のリターン

 

  

「スリーマイル島のような「予期せぬ出来事」式の業績回復株もある。私はスリーマイル島の持ち主だるGPUの株で大儲けをした。少し辛抱強くニュースを負い冷静であったなら、誰でも儲けられたはずである。

 

1977年の炉心溶解事件の後、事態はやがて落ち着いた。85年になるとGPUは事故以後に停止されてはいたが、問題の無かった他の原子炉の運転再開を発表した。

 

運転が再開されたこと以上に他の電力会社が、スリーマイル島の自己の処理費用を分担することになったのはよい兆しであった。株価が落ち着いて これらの良いニュースが出るまでの7年間に買いのチャンスがあった。80年に底値の3ドルをつけたあと85年には15ドル、そして88年10月には38ドルになった。」

 

ピーターリンチによると、事故発生後の底値から、わずか5年間で5倍、8年間で13倍のリターンです。「100万円」で投資すると、5年間で「500万円」、8年間で「1300万円」のリターンになります。

 

数年にわたってこの電力株を買うチャンスがありました。いかに業績回復株の収益が高いかを表しています。そして、リスクが大きければ大きいほど、投資家にはチャンスになります。(最終的に倒産さえしなければ)

 

これを東京電力に置き換えると、2011年に2000円だった株価が、2012年に安値の130円、2016年の高値680円まで値を戻しています。事故発生から4年で「5倍」という事になります。アメリカのスリーマイル事故と比較しても、順調に回復しつつあると言えます。

 

こんな銘柄に投資しています

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日本の電力会社はアメリカと同じ結果(13倍株)をもたらすのか

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