200万円の電力株の含み益がプラスに転じる

資産の9割を株で運用していますが、そのうちの7割を電力株で占めています。その電力株が1週間で大きく上昇したことで、電力株の含み益が久しぶりにプラスに転じました。

 

 

東京電力の株価が1週間で20%上昇
 

とくに東京電力の上昇が大きく、株価「358円」から「431円」と「20%」も急騰しています。東京電力いがいの地方電力株、たとえば北海道電力の場合は、「810円」から「877円」と「8%」上昇しています。

 

何が理由かはわかりませんが、ニュースを見る限りだと以下が急騰の理由かもしれません。


新潟知事の出馬撤回 東電柏崎刈羽再稼動に追い風か

 

東京電力の原発再稼動に猛反発していた、新潟県の泉田知事が出馬を取りやめただけです。このニュースでこれだけ上がったのなら、投資家は原発再稼動を前提に考えていなかったのかと少し驚きです。

 

わたしが電力株に参入を開始したのは、2014年4月ころです。取得平均単価は「400円」、「80万円」の買いをいれました。この時期に参入を決めた理由は、2010年に純利益が1兆2000億円超えの赤字でしたが、2013年からはプラスに転じ4000億円の純利益と順調に回復を始めたからです。

 

その後は、2015年7月に高値「890円」まで値をつけましたが、今年に入ってから急落し「350円」前後で推移していました。

 

どうして急落したかというよりも、どちらかというと大した理由もなく「890円」近くまで急騰した方が不思議です。この急騰で、事故前に大量の含み損を抱えていた投資家の損切りと、300、400円代で参入した投資家が利益確定をしたのだと理解しています。

 

電力株に「100万円」買い増し
 

2倍になった株価が平均取得単価まで下がったのは残念でしたが、そのおかげで電力株を買い増しすることができました。キャッシュが多くないので購入金額は決して多くはありませんが、それでも地方電力を含めて、「100万円」程買い増しできました。(本当はもっと買いたいですが)

 

ここにきて、数ヶ月含み損が続いていた電力株がプラスになったのはうれしいですが、その反面買い増しできるチャンスが減ってしまったので残念です。

 

電力株に期待するイベント
 

今後の電力株は、いまの株価に再び下がることはなく、これからどんどん上昇していくと思っています。年内の再稼動が本格的に現実味を帯びてきたからです。直近の電力株に期待するイベントは以下です。

 

・年内、東電の柏崎刈羽原発の再稼動
・2017年4月、ガス自由化の開始
・2018年3月、損害賠償金の打ち切り

 

予想をすることに意味はありませんが、2018年ころには「1200円」前後まで値を戻しているのではないかと期待しています。

 

柏崎刈羽原発が合格証を得るまでがチャンス
 

電力株はいま最も有力な業績回復株です。東日本大震災による全電力会社の原発停止により、人為的に経営収益が低く抑えつけられています。

 

経営改革とコストカット、地域独占企業による電気料金の値上げによって原発なしでも、自立で収益を黒字まで回復することができました。今後は、徐々に原発が再稼動していきます、また電力自由化によって電力価格を自由に設定できるようになりました。

 

おかげで、大暴落した原油価格「40ドル」が底値をつけて上昇に転じても電力会社は一切困りません。下落したときは、価格調整のタイムラグで儲けることができましたが、上昇してもタイムラグで損が発生しないという意味です。

 

原油価格が上昇すれば、電気料金は値上がりして電力会社の売上高は一層増します。

 

現在は「400円」代前半で推移していますが、再稼動が決まれば株価が一気に上昇しそうです。500、600円まで上昇してしまうと、業績回復株としての旨味はどんどん減っていきます。

 

柏崎刈羽原発が原子力規制委員会から合格証を受け取るまでが、買い増しできる最後のチャンスとなりそうです。