業績回復株シャープに復活の兆し!?株価が90円から495円へ(+550%)

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持ち株のひとつ、シャープの株価が急騰しています。8月の最安値90円から10月で140円へ、現在は495円です。(2017年4月)

 

最安値で100万円でインした投資家は、すでに550万円手にしていることになります。先日、人生初のダブルバガーを達成したのがシャープ株です。

 

持ち株の業績回復株の中で唯一成功している銘柄です。含み益は100万円を超えてきました。

 

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業績回復株に投資していますが一番の好成績です。本当にありがたいことです。業績回復株は効率よく資産を形成する可能性がありますが、リスクが高い投資法でもあります。やり直しが効く資産が少ない内に試した方がいいのかもしれません。

 

シャープが魅力的な投資対象なワケ

 

わたしは株を買う時は、人生のパートナーを選ぶ感覚で選びます。20年や30年、手放さないからです。じっくりと相手を見極めてから、告白するようにしています。

 

シャープとは2016年2月に、148円で付き合うことにしました。実は、シャープはずっと目を付けていた銘柄のひとつです。

 

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今でこそ没落のイメージが強いシャープですが、2008年のリーマンショックの前には、なんと株価が2300円もありました。

 

他のソニーや日立、NECなど電機関連の企業は、2008年と9年に大きく値を下げていますが、その後はゆっくりと回復しています。

 

シャープの株が暴落している原因は、決算書を見れば明らかでした。

 

Yahooファイナンス

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自己資本比率は2015年には、1.5%しかありません。もはや、債務超過寸前です。銀行がお金を貸してくれなければ、待ち受けているのは倒産です。

 

倒産は免れたとしても、国営企業のジャパンディスプレイに買収されるという、退屈な結末しかありません。

 

シャープが倒産寸前の状況に追い込まれたのは、実はこのジャパンディスプレイのせいです。

 

ジャパンディスプレイ(JDI)は2014年から上場し、官製ファンド傘下で日立、東芝、ソニーの中小型液晶パネル事業を搭載して発足された企業です。

 

韓国や台湾の液晶パネルに勝てない、日本の弱小チームは寄り添うことで海外勢に対抗することに決めました。税金を使って束になってかかれば、まだまだ競争力があると判断したのでしょう。

 

<中小型液晶パネルの世界シェア>
1位、韓国、LGディスプレイ、17%
2位、日本、ジャパンディスプレイ、16%
3位、日本、シャープ、14%
4位、台湾、イノラックス、8%
5位、台湾、CPT、8%

 

唯一、シャープだけは自前で勝負することを決めました。その結果が今です。

 

ディスプレイ事業は目立つし華がある部門ですが、歴史をみると常に消耗戦の繰り返しです。パソコン用モニタ、テレビ、スマホ市場と主戦場を変えてきましたが中身は一緒です。

 

結局のところ、ある程度質がよくて、人件費の安いところが勝ちます。台湾は優秀な台湾人が、中国大陸の安い労働力を利用して製造しています。

 

業績回復のストーリーが好きなわたしとしては、シャープに変化の兆しが起きるのをずっと待っていました。選択と集中に失敗した経営陣のせいで、2兆円も売上高がある企業が、債務超過か国営企業の買収しかないというのは、つまらないです。

 

業績の回復に成功して、2008年の水準まで上昇したら10倍以上のリターンが待っています。

 

そう思いながら、シャープの動向を見ていましたが、なんと台湾の鴻海が買収することになりました。

 

この報道が出た瞬間にシャープの株を買うことを決めました。

 

シャープ株を買わない理由がなくなった瞬間

 

なんと、倒産寸前のシャープを台湾イチの中国系企業が救済するといいます。

 

しかも、台湾系の企業が日本企業を買収するのは、初のケースです。鴻海の会長は、あの郭台銘です。フォーブス誌の億万長者番付けにもランクインしたことがあります。

 

台湾トップの経済人、郭台銘 がシャープ株を4800億円で買うといいます。

 

長い間低迷を続けていた、シャープの資金繰りの問題が解消されるのに、この株を買わない理由を見つける事の方が難しくなってしまいました。

 

ヤフーコメントをみると、日本企業の技術の流出だとか、売国企業だとか検討ハズレな批判がありましたが、売れるだけの技術がないからこそ、今のシャープの現状があります。

 

この企業を割安だと考えて、投資をしてくれる台湾人に感謝をするべきです。

 

交渉は二転三転ありましたが、当初掲示した4890億円よりも下がって、3888億円で買収することに決まりました。さすが交渉にも抜かりがないです。

 

シャープはお金がない以上、選択肢がないので当然といえば当然かもしれませんが。

 

アップルの下請け企業に甘んじている鴻海から見ても、格安で日本のメーカーを手にいれるチャンスです。交渉が流れるとは、到底思えませんでした。

 

シャープと鴻海の合意内容

・買収の契約時に鴻海は保証金1000億円を支払い(3/31予定)
・出資額3888億円(当初は4890億円)
・出資比率66%(株価88円で引受け)
・有機ELパネルに2000億円の投資
・鴻海はシャープの取締役9人のうち6人以下または総数の2/3以下を指名
・インバンクは新たに3000億円の融資枠を設定

 

赤字を解消するだけで、株価は急上昇していく

 

鴻海は有機ELパネルに2000億円で投資するとありますが、これはどうでしょうか。正直テレビ事業は、利益が出にくい商売です。シャープの経営が大きく傾いたのは、利益をあげれないディスプレイ事業に資源を集中したからです。

 

まあ、成功するのかしないのかわかりませんが、わたしにとってはあまり重要な話であはありません。成功したら嬉しいけど、しなければしないでしょうがないというレベルです。

 

そこまで収益を回復しなくても、単純な話、経営が黒字化すれば株価は上がっていきます。

 

シャープにとって150円の株価は、来年倒産する可能性があるときの価格です。

 

黒字化を果たすだけでも、株価は400〜500円は難しくないです。アナリストの予想を上回って黒字化すれば、700〜800円いくかもしれません。

 

なんせ今まで、シャープの株価が安すぎたのです。

 

売上高は2兆円以上あり、利益率が低いだけなので、シャープが黒字化を果たすのは、それほど難しいことではありません。外から来た経営陣は、躊躇なくリストラや不採算部門の切り離しを実行します。

 

中にいる人間同士では、やりずらいことでも外部の人間には難しくありません。しかもそれが、超合理的な中華系の経営陣です。

 

資金繰りの問題がなくなったとしても、黒字化を果たせないなら、もはやシャープに存在価値はないでしょう。

 

過去に一時的に黒字を果たした2013年には、株価は400円ありました。どれだけ悲観的にみてもこのラインは超えてきます。

 

それだけ今の株価の2倍です。400円を超えるかどうかは、鴻海の経営手腕次第です。リーマンショック時に株価が2300円あったことを考えると、上はまだまだ青天井です。

 

他にこんな銘柄に投資しています

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記事を書いたときはプラスでしたが、今は再びマイナス圏です

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マネックス証券で新規口座開設する場合

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