株式投資を始めるときに、日本株に投資するべきか、それとも米国株に投資するべきか?

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投資を始めるさいに、日本株に投資をするのか、それともアメリカ株に投資をするのか、それとも成長著しい中国株にするのか、誰もがまず最初にぶつかる壁です。

 

最近ではベトナムやカンボジアの株も人気みたいですが、最初からマイナーな国に投資をする方は好きないと思います。

 

わたしは株式投資を始める3年前に、どの国の市場で勝負するか悩んだ末に日本株で勝負することに決めました。

 

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米国株よりも日本株がいいと思った理由

 

日本株を選んだ理由は、生まれた時から日本で育ち、現在も日本に住んでいるので、日本のことは良く知っています。よく知っているという事は、欲しいと思う情報を一番得られるのが日本株です。

 

対してアメリカは、子供のときに家族旅行で一度だけハワイに行ったことがあるとういだけで、それ以外のことは何も知りません。

 

アメリカの政治の仕組みすらよく知らないのに、知らない国の知らない企業へ、自分の大切なお金を投資するのは辞めようと考えました。

 

新興国株よりも日本株がいいと思った理由

 

少し前に、成長が著しい新興国の株も人気がありましたが、これも悩んだ末に投資することを辞めました。

 

以前、BRICSと呼ばれる途上国で仕事をした事がありますが、やはり途上国は途上国だなというのを、実際に住んで生活することで感じました。外からみる景色と中からみる景色というのは時として180度違います。

 

これからは新興国の時代だとか、成長率10%だとか、世界最大の民主主義国家だとか、人口が50年後には世界一になるとか、人は数値と言葉に踊らされてしまいます。

 

たしかに"このまま "いけばそうなるのかもしれませんが、予想通りモノゴトが動く可能性は高くはありません。北と南で国が分裂すれば、人口は途端に半分になります。

 

10年前にユーロ圏が離脱する国が現れることが予想できなかったように、先のことはどうなるかは誰にもわかりません。

 

途上国や新興国に投資する上では、経済的なリスクだけではなく、政治が不安定なため政治的なリスクが常にあります。たとえば、途上国では時の政権が突然、株式市場のルールを変更して市場を混乱させるとか、外国人投資家の規制が突然厳しくなったとか、そういう外的要因もたくさんあります。

 

下手すると預けたお金が返ってこないというリスクさえあります。市場以外のことで神経を使うのは誰にとっても好ましいことではありません。

 

株式投資を始めたときに、ラオスというアジアの小国で新しく株式市場が開いたので、3万円程かけて銀行口座を開設しましたが、結局お金を預けることを断念しました。

 

自分が一度も訪れたことがない国の企業に投資をすることが愚かな行為だと思ったからです。

 

先進国が安全だとは思っていませんが、少なくとも途上国よりは、ルールがしっかりしています。

 

日本は中国に抜かれましたが、世界で第三位の経済大国です。アメリカや中国よりも、よく知っている日本株から始めよう。

 

そういう思いで日本株に投資して3年が経ちました。

 

じつは最近になって、ひそかにこの選択を見直そうと考えています。

 

そのきっかけになったのは、いつも投資の考え方を参考にさせて頂いているブロガーのあるひとつの記事を読んでからです。

 

じつは日本株よりも米国株の方がいい?

 

このブロガーの方は、プログラマーとして働きながら投資を10年以上しています。同業者ということで勝手に親しみを持っています。

 

「日本株と米国株、どちらに投資すべきかは考えるまでもない」

 

私は22歳から株式投資を始めて、受け取った給料をどんどん株式に投入してきました。
ただ、一つだけ後悔していることがあります。

それは「日本株」に一生懸命になりすぎた点です。
もう少し米国株の存在に早く気がつくべきでした。

 

株の含み益が100万円くらいあっても、枕を高くして寝れるほどメンタルは強い方だと思っていましたが、これにはさすがにショックでした。

 

できれば日本株か米国株かを決断する、3年前に読んでおきたい記事だった。。

 

ニューヨークダウと日経平均を比較して、日本株が威力を発揮したのは「東洋の奇跡」と呼ばれた戦後復興期から高度成長期(1950~1990年)の間だけだったといいます。

 

それ以外の期間は、ほぼ横ばいです。

 

対して、ニューヨークダウは1930年代の世界恐慌、2008年のリーマン・ショックで激しく落ち込んでいますが、それ以外の時期は力強く上昇しています。

 

日本は、人口ボーナスの終焉とともに、日本のGDPは500兆円から伸びず、政府は毎年40兆円ずつ借金を積み重ねています。

 

まだまだ続きます。

 

日本の将来は決して明るくはありません。人口の自然増加が減少を始め、高齢者の割合が全体の30%を占めるようになりました。今後も高齢者は増加を続けます。日本政府は高齢者の定義を75歳にすると、冗談かと思うような発言を始めています。

 

経済成長も20年間とまったまま、社会保障費は今よりももっと膨らんでいく。。

 

確かに日本株よりもアメリカ株の方がいいというのは、納得できる論理です。

 

まあこの辺りはまだよく聞く話なんですが、さらに問題は次です。

 

日本株で稼ぐためには奇襲作成しかない?

 

ここからさらに、痛いところを突いてきます。

 

日本の平均株価のリターンが低いということは、メインストリートでは勝負できない(誰もが知っている有名企業に投資すると高確率で低い成績に終わる)ことを意味します。

そのため、ボロ株、新興企業株、IPO、短期トレードなどの奇襲作戦に頼らざるを得ません。どうりでその手の本ばかりが本屋に並ぶわけです。

私もボロ株の投資に一生懸命に取り組んでいました。株価が50円を切って、もう倒産するじゃない?というような銘柄に突っ込んでいました。

 

これにも衝撃が走りました。

 

このブロガーの方は現在、アメリカの1銘柄に集中投資をするという手法ですが、そこに行きつく前は、今のわたしと同じように業績回復株に投資をしていました。

 

勝手な自意識過剰ですが、自分に向けられて書いてくれた記事のように感じるほどです。

 

たしかに、日本株で大きく利益を出す投資家の手法は、株価が暴落した時に大量に買い込む逆張り投資が主流です。

→こういう関連の本は非常に多いです

 

わたしも投資を始める時に本屋に行き、ある程度調べた結果、この方法が確実で一番儲かるという結論に至りました。

 

しかし、アメリカ株で成功している個人投資家のやり方は、誰もが知っているような有名企業に投資し、配当金を受け取り、再投資して資産を増やしています。

 

いわゆるメインストーリーとで勝負しています。

 

リスクの高い日本株とリスクの低い米国株の共存

 

米国のことが嫌いであっても英語が苦手であっても、「投資」という視点ではグローバル企業を多く抱える米国市場に軍配が上がってしまいます。

株式投資を始めて、早16年。これが私の結論です。迷わずに本家本元(米国株)に飛び込んでください。

 

株式投資を始めて16年、これが結論だと強く断言しています。。日々投資の考え方を参考にしている方に、ここまで強く言われるとさすがに心が動きます。


ちょうど日本株の投資を始めて3年が経ちました、自分の投資戦略を根本から見直してみるとても良い機会だと思っています。

 

今のところ、順調に資産は増えています。

 

しかし、3年で資産が130万から500万円へと増えたのは、投資の利益ではなく、サラリーマンによる収入のおかげです。

 

まだ大きな損はないため、今のやり方を全否定するつもりはありませんが、額が大きくなってくると日本株だけで投資をするのはリスクになりつつあります。日本株だけということは、全資産を日本円建てもつことになります。

 

今のところ、円はアメリカドルやユーロに並ぶほどの主要通貨ですが、もしも円の価値が大きく下げたら大きな損失になります。

 

そう考えると、資産の増加に合わせて米国株の割合を増やしていくのがいいのかなと思っています。

 

今年と来年で少なくとも、今の日本株と同じ金額を米国株でも保有しようと考えています。

 

マネックス証券は米国株の売買も可能です。

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