株式市場が大暴落したとしても、どうするか事前に考えておけばなにも怖くない理由

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投資家はどうして暴落がこわいのか?

 

株式投資を始めるか迷っている方で、やはり市場が暴落して突然自分の財産が消えてしまうことを心配している方は多いです。

 

とくに最近は市場全体が加熱気味なので、入ろうとしても中々入れないのが現実です。わたしの同僚で投資を始めようと思っている方も、来年様子見てから始める、と言っています。

 

この問題に対するわたしの解は、いつがタイミングいいかなんて、最初から分からないんだから早く始めろ!です。

 

暴落したら怖いという話もよく聞きますが、暴落したときにどう行動するか決めておけば、自然と恐怖はなくなります。不測の事態に備えてどう行動するか決めておかないと人たちが、パニックになるだけの話です。

 

人が恐怖を感じるのは、次に何がおきるのか想像が付かないときに最も感じます。

 

50〜75%の暴落はあり得るだろうと考えておく

 

まずは、暴落がどれくらい株価に影響を与えるのか、事前に知っておく必要があります。

 

2008年のリーマンショックは、マスコミや雑誌などで100年に1度の金融危機だと言われていますが、ではどれくらい平均株価はどれくらい下がったのでしょうか?
→本当に100年に1度の金融危機かどうかは置いておきます。

 

マネックス証券-日経平均

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米平均株価($)、13000、6600、50%
日平均株価(¥)、14000、7200、51%

 

なんと下落率は50%を越えてきます。日経平均でさえこれだけ下がるので、個別銘柄で運用している人は、もっと下がる可能性があります。このタイミングで信用取引(借金による取引)をしている方は、借金と共に強制退場させられていきます。

 

わたしは自分の銘柄が50〜75%下落しても、不思議ではないと思っています。するとどうでしょう、予め下がることを覚悟していると、気持ちが楽になります。

 

所有する金融資産の50%が暴落すると370万円から185万円、75%暴落すると92万円です。まあ、これくらいの上下動はあるだろうなと見ています。

 

暴落してくれると脱サラのチャンスが一気に増える

 

一方で株式市場の大暴落は、資産を急激に増やすチャンスになります。もちろん急激な株価の下落は精神的に多大なストレスですが、脱サラを加速させる絶好の機会でもあります。

 

日本で有名なアクティブ運用のさわかみ投信の代表の言葉を借りると、「長期投資の真骨頂は、暴落相場を平然と買い向かうことにある」。

 

投資は安く買って、高く売るだけのこと。今多くの人々が売り逃げに走っているのなら、買っておけばよい。せっかく安値を買わせてもらえるのだ。価値あるものだけ黙って拾っておけばいい。

 

暴落のときは本当に面白いことが起こります。

 

毎日悲観的なニュースが流れ、投資家はだれもがパニックになり持ち株を我先にとすべて手離します、まるでこの世の終わりのような顔をします。投資をしない方たちは、やはり投資に手を出さなかった自分は正しかったと、少しだけ誇らしげな顔をします。企業の業績が大きく下がるほどの暴落なので、リストラに合わないか、ビクビクしていますが。

 

歴史や、日経平均のチャートを見ればわかるように、この世の終わりでないことを一目瞭然です。

→そう思っていても、大半の人が冷静に判断できなくなります

 

こういう状況になれば大チャンスです。実はわたしは、2008年に社会人になり、2009年に投資を少しだけして、2013年に再びインしているので、次の暴落は人生で初の体験になります。

 

最近は、暴落に備えてキャッシュを増やしています。いつもなら、ある程度まとまった金額ができたら、買いに入りますが、今回はできる限りキャッシュ比率を増やしています。暴落が始まったら、毎月の給料が振り込まれるたびに、可能な限り投入していきます。

 

よく底値を付けたら買うと発言する方がいますが、底値かどうかは1年経ってはじめて、あれが底値だったわかります。それが気付く頃には、もう十分値上がりしています。底値かどうか、だれにもわからない以上、毎月決まった額を買い増ししていくのが、正しい戦略です。

 

どの株を買うかもある程度決めています。第一優先は電力株の買い増しです。世界が不景気に突入したときに、内需プラス生活必需品は最大の防衛策です。極端な話、急激に円安が進み燃料費が2倍、電気代が2倍になったとしても、国民や企業は電気を買わないという選択をすることはできません。

 

シャープやタカタも買い増ししたいですが、たぶん優先度はかなり低いです。円安に進むとチャンスになりますが、ドルが暴落すると円高になります。2008年はドルが暴落、円高です。

 

また、世界的に需要が減ることはわかりきっているので、このタイミングで買うかは微妙な判断です。

 

電力株の次の優先は、アメリカのIBM株の新規買いです。20世紀は、インターネットやパスコンのおかげで、第一次や第二次産業の方の多くが職を失いました。21世紀は、人口知能(AI)によって多くの中産階級の方が仕事を失います。チャンスがあったら米国株に参入したいと考えています。

 

まさに絶好のタイミングになります。

→円高になれば間違いなく突入します

 

やっぱり暴落するなら待った方がいいんじゃないの?

 

近々暴落するんだったら、やっぱりもう少し待った方がいいんじゃないの?となりそうですが、少額でもいいので、やはりすぐに始めるべきです。

 

理由は、投資は早ければ早いにこしたことはありません。実践でやってみるのと、やったこともないのに勉強だけしているのとでは、天と地ほど差があります。

 

自転車に乗りたい人が、1年間本やインターネットを調べて、どれだけ小手先の知識を身に付けたとしても、たいして意味はありません。一度乗ってしまった方が早いです。これは投資でも同じことがいえます。

 

お金を投資せずに、おれの判断は正しかったとか、実際に投資していればこれだけ儲かったと自慢げに話す人がいますが、これはナンセンスです。

 

最初の売買を暴落中、もしくは暴落した後のナーバスなタイミングで、「投資の初心者が、果たしてうまく振る舞えるでしょうか?」暴落を直撃した人よりも、パニックになってしまう可能性が高いのではないでしょうか??

 

もうひとつ理由があります、暴落するといっても実際にはそれがいつ起きるかは、だれにもわからないからです。来年暴落するからその後にしようと思っても、2年後も3年後も暴落しないかもしれません。もしかしたら5年後も今の株価の可能性もあります。

 

そうすると、株の運用率が5%だったかもしれないのに、この5年間を銀行貯金0.02%で過ごすことになります。

 

この5年間をあまりにも、軽薄に過ごすことになります。

 

わたしも2013年に再びインしたときに、前回の暴落時の2〜3倍になった平均株価をみて、そろそろ暴落が近いなと思って投資を始めましたが、2016年まで来ました。

 

最近はトランプ大統領が就任したことで、株価が上昇し、より暴落が近いといわれています。実際に個人投資家のブログをみると、資産が増えたことに喜びながら、暴落を警戒している投資家は多いです。

 

警戒する投資家が多いということは、まだまだ暴落しないのかもしれません。大暴落というのは、小さな暴落と回復を繰り返し、多くの人が株式市場を完全に疑わなくなった時にやってきます。

 

そう考えると早く投資を始めて、今のうちに慣れておくのも重要なのかもしれません。