サラリーマンは勤労所得だけに依存している方が多いです。しかしサラリーマンの収入だけに頼ることはとても危険です。仕事を失った途端に翌月に収入がゼロという可能性が常にあります。
自ら退職する可能性はないにしても、会社からリストラ対象になることもあります、会社が潰れる可能性もあります、潰れないにしても突然賞与がゼロになることもあります、あなたが身体を壊して働けない可能性もあります。
わたしはプログラマーですが、指が一本使えなくなっただけで仕事のパフォーマンスは大幅に下がります。片手が使えなくなったら会社にわたしの居場所はなくなります。
問題が現実に起きてから収入を増やそうと思っても、都合よくうまくいくものでもありません。順調に安定した収入があるうちから、準備をしておく必要があります。
そうはいっても人間とは不思議なもので、頭ではわかっていても今は問題ないからいいやと流れてしまいます。危機感がないとなかなか行動に移しません。同僚とお酒を飲みながらこういう話をしますが、同僚はいまだに何も行動していません笑
株式投資をすれば効率よく資産形成できるよ、ブログを書けば少ないけど毎月収入が発生するよ、いつもうんうんと聞いてくれますが2〜3年経ってもそのままです。。
特に日本の経済状況を考えると、年齢が若い20代の方こそ会社以外で収入源を作ったほうがいいように思います。
というのもサラリーマンによる収入は年々稼ぎにくくなっているからです。
現在のサラリーマン全体の平均年収は414万円です。
この中から最も稼いでいる40代、50代の年収を引いたらどうなるでしょうか?
この先平均年収は上昇していくかもしれません。しかし税負担は年々上昇しています。貰える金額が増えても、単に円の価値が低くなっただけにすぎません。
経済成長がないかぎりは、間違いなくサラリーマンの実質収入は下がっていきます。
今の若い人たちは、サラリーマン収入以外にも別の方法でお金を稼ぐ力が求められています。
- 年代別の平均年収をみてみると
- 会社は副業を認めている
- ブログに目を向けてみると
- 株式投資に目を向けてみると
- 2000万円で運用した場合256万円
- 実はサラリーマンの収入を増やすよりも簡単
- ネットや投資の力を利用しよう
年代別の平均年収をみてみると
全体の平均年収は414万円ですが、20代、30代の平均値はどうなっているどうなっているでしょうか。
※転職サービスDODAさんのデータです
・20代の年収
平均値343万円 中央値320万円
300万円未満:33%
300万円台:39%
400万円台:19%
500万円台:6%
600万円台:2%
700万円台:1%
800万円以上:0%
・30代の年収
平均値458万円 中央値420万円
300万円未満:12%
300万円台:25%
400万円台:27%
500万円台:17%
600万円台:10%
700万円台:5%
800万円台:2%
900万円台:1%
1000万円以上:1%
年収の場合は平均値よりも中央値を見た方が現実に近くなります。20代で年収が400万円に届かないのは72%、30代でも32%もいます。
20代で400万円に達しなかった人も、30代になると半数は400万円に到達するようです。厳しい現実としては、残りの半数は39歳になっても400万円に到達することができません。
個人的な予想にすぎないですが、30代で年収400万円に達成できないサラリーマンはこれから先どんどん増えていくとおもっています。現在は37%ですが、5年後か10年後には半数以上になっているかもしれません。
もしそうならなかったとしても、それは円の価値が希薄化して数値だけが増えたに過ぎません。物価に換算した実質の数値では今よりも生活が苦しくなっているはずです。
今の20代が10年前や20年前のサラリーマンよりも年収を上げるのは確実に難しくなっています。
わたしは本当に平凡なサラリーマンなので、400万円を超えたのは29歳になってからようやくです。収入を上げるために必死に努力しました、転職も2回しています。400万円を超えるのでさえ、それなりに大きな壁がありました。結局400万超えることができたのは自分の能力が上がったからではなく、お金を稼げる会社に入社することができたからです。
お金が欲しくて必死になって資格の勉強や英語、技術の勉強をしたときもありましたが、ずっと330万円前後を行ったり来たりでした。
会社は副業を認めている
もしも会社の仕事が好きで好きでたまらない、週末の会社関連の勉強をするのが好きだ、というならサラリーマンの仕事に全力投球した方がいいです。おそらくそういう人は物凄い勢いで出世していくことになります。
しかしそうではないのなら、できるだけ早目に見切りをつけた方がいいのかもしれません。見切りをつけるとは明日から会社を辞めようとか、転職すればいいという話ではありません。
週末や平日の夜の時間を利用して副業を始めるべきです。今の時代副業を認める企業も増えています。そもそもなぜ副業を会社が禁止するのか?という疑問もありますが。
副業を認めるようになったということは、この先なにが起きるかわからないから、なにかあったときのために自分でなんとかしてね、という会社からのメッセージでもあります。昔は会社が個人の生活に責任を持っている(つもり)ので、仕事だけに専念してくほしいという会社からのメッセージです。
ブログに目を向けてみると
今の時代インターネットが普及したおかげで、ありがたいことに収入を得る方法はたくさんあります。
ブログで月に20万円稼ぐのは、特別な世界の人たちの話ですが、2〜3年続ければ月に5万円は難しくない(と言われています)です。年に60万円収入が増えるのは非常に大きいです。
会社の給料を月に5万円あげるよりもこの方が現実的だと思っています。3年で5万円の給料が上がるということは、毎年1万7千円の昇給が必要になります。
サラリーマンを経験している方ならわかると思いますが、月の給料を1万円あげることは決して楽な道ではありません。1年間頑張ってその評価を会社が認めてくれた時に上がります。
それに比べたら毎日ブログを書き続けた方がハードルが低いようにも思います。自分が極めたい好きなことを書き、同じような趣味を持つ仲間が集まり、情報が整理されます。
しかしブログでは大半が1年以内で辞めてしまうようです。収益が発生しない最初の1年間で期待するよりも稼げないと判断するようです。
株式投資に目を向けてみると
ブログ以外でも株式投資に目を向けてみるとどうでしょうか。例えば株式投資で1000万円所有していたとします。
配当金が3%であれば労働が何も発生しないにもかかわらず、年に30万円の収入が生まれます。ブログを毎日続けて3年後にようやく年に60万円の収入を手にしたときよりも収入は少ないですが、この方法は労働が一切しないため、こちらの方が何倍も価値があります。
配当金は最強の不労所得です。よくブログは不労所得だと語る人がいますが、実際には労働した時間があるため完全な不労所得ではありません。とくにブログを始めた最初の1年間は時給50円以下で働くことになります。
株式で年に5%で運用することができれば50万円資産が増加します。30万円の配当金を再投資すれば、プラス80万円となりさらに資産が大きくなります。
ちょっと都合のいい考えかもしれませんが超楽観的に考えると 、3年後に1000万円まで資産を増やすことができれば、配当金で30万円、5%の運用で50万円のキャビタルゲイン、ブログ収入で60万円、サラリーマンの仕事以外で年間140万円手にしている可能性があります。
→ほんとうに楽観的な予想
たとえサラリーマンの年収が300万円しかなかったとしても440万円になります。
400万円のサラリーマンなら540万、500万円なら640万円にもなります。
月に10万円以下で生活できれば、会社の行く必要がなくなるくらい大きなお金です。
2000万円で運用した場合256万円
さらに楽観的な予想を続けます。サラリーマンを続けながら、資産を増やし株式の資産が2000万円、ブログもさらに更新を続けて月の収入が8万円になったとします。
そうすると、3%の配当金が60万円、5%運用のキャピタルゲインが100万円、ブログが96万円、年間の収入は256万円になります。
年収が300万円しかないサラリーマンだったとしても年収はなんと556万円、400万円のサラリーマンであれば年収は656万円、500万円のサラリーマンであれば年収は756万円になります。
このようにサラリーマン以外の収入にも目を向けるようになると色んな可能性が広がります。あくまで楽観的な予想ですが、決して不可能な数値ではありません。
サラリーマン収入1本に絞って年収500万円や600万円を目指すよりも、はるかに効率がいいやり方です。30代で600万円を超えるのは17%しかいません。
収入源が1本しかないということは、収入が増えれば増えるほど依存度が高まりリスクが高くなります。年収600万円もらっていたとしても、将来勤め先がどうなるかはだれにもわかりません。
収入源が1本で、十分な蓄えがないとそれを失ったときの恐怖心と戦うことになります。
実はサラリーマンの収入を増やすよりも簡単
株式の資産を1000万円増やすのも、ブログで月に5万円稼ぐのも決して楽な道ではありません。少なくともわたしには。
しかし自分の資産にならない仕事で毎日遅くまで働き、平日のほとんどの時間を仕事のためだけに犠牲する、そして1年間で仕事が評価され月の給料が1万円増える、というのはわたしにとってはとてもストレスです。
期限ありきの仕事をしていると、残業過多になるリスクが常にあります。
月に3万円しか貯めることができないと、1000万円の資産をつくるのに27年かかります。 日々の生活を見直して、年に100万円貯めることができればわずか10年で1000万円を達成できます。年に200万円貯めることができればたったの5年です。
サラリーマンでも1日に1時間時間を確保できれば、ブログを毎日更新するのは決して難しくはありません。継続している方をみると、週末に書き溜めて毎日更新するスタイルをとっている人が多いです。
年に100万円をボーダーラインにするべき
ネットや投資の力を利用しよう
今の時代、サラリーマンの仕事だけで収入を増やすのは本当に難しくなりました。人口が減少に転じ、世界一の速さで高齢化社会が進んでいます、若い人に降りかかる税負担は確実に増加します。
サラリーマンだけで収入をあげるのが難しくなった反面、インターネットのおかげで個人が稼ぎやすい時代にもなっています。べつにブログやアフェリエイトじゃなくてもインターネットを使ってお金を稼ぐ方法は無限にあります。
サラリーマンだけの収入に頼っていると今の20代や30代は、50代よりも何倍も努力しなければ、彼らと同じ生活水準にたどり着くことはないと思っています。
インターネットや投資の力を利用して、効率よく資産を増やすことが求められている時代です。