20代から株式投資を始めることで得られるメリットとは?

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投資をするなら早ければ早いにこしたことはありません。

 

退職金をもらってそれを元手に高齢者が株式投資を始めると高い確率で失敗します。

 

なぜかというと、お金や社会人経験が豊富でも、単純に投資の正しい知識や経験がないからです。

 

投資の知識がない初心者が、いきなり大きな金額のお金を運用するのは非常に危険です。投資金額が少ない20代のうちから、徐々に投資について学んでいく事をおススメします。

 

若い内から、投資を学んでおくことで実はたくさんのメリットがあります。

 

①投資の世界では人間性が試される
②モノの本当の価値を知る
②投資した期間が長ければ長いほどお金が増えていく
③優秀な人たちの力を利用してお金が増える

 

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投資の世界では人間性が試される

 

株式投資で3カ月で100万円稼げるとか、月に10万円稼ぐ投資法というのは、これは本当の投資ではありません。

 

堅実で確実な方法を採用すればするほど、じつは投資の利益というのは決して多くはありません。過度に利益を狙いにいくと、投資本来の王道から大きく外れてしまいます。

 

100万円の元手で投資を始めた場合、1年に動く金額というのはたかが知れています。20万円動くとかなり値動きが大きいし、10万円でも実は相当な値動きです。

 

世界一の投資家ウオーレン・バフェットの年間平均運用益は20%です。

 

1年に10万円動くとすると、月に動く金額なんてせいぜい8千円程度です。もちろんあるときは大きく動き、あるときはほとんど動かないときもあります。

 

金額が小さい内はお金なんて早々動きません。しかし、これを我慢できずに信用取引き(借金)に走ったり、値動きが大きい低位株やボロ株に走ったり、リスクが高い空売り走ったり、株は儲からないからとFXに走る人が後を絶ちません。

 

ギャンブルが好きな人たちにとって、株式投資とはおもしろみに欠けるからです。

 

しかしこんなことをしていると、いつまで経っても資産を築くことはできません。

 

同じ10%でも最初の100万円は10万円にしかなりませんが、それが1000万円を超えると100万円、5000万円を超えると500万円になります。

 

これを我慢して耐えられるかどうかで、人間性が試されます。

 

ウオーレン・バフェット
「急にお金持ちになるのは簡単なことではない。だだし、ゆっくりとお金持ちになるのなら意外と簡単なのだ」

 

宝くじを買う人が後を絶たないように、意外と一晩でお金持ちになろうとする人は少なくありません。まずはこの欲求に打ち勝つことが求められます。

 

モノの本当の価値を知る

 

個人的にはこれが投資をやることの最大のメリットです。投資の勉強をすると劇的にムダ使いが減ります。

 

さきほども説明したように、資産が少ない内は1年間で動く金額というのは、たかが知れています。

 

資産形成に成功している人は、それほど運用益というのを気にしていません。反対に投資に失敗している人は、100万円の元手を倍にしたとか、3倍にしたという話を好みます。

 

わたしは以下のように資産を増やしています。純粋な株式投資でいくら増えたかというのはあまり重要視していません。収支を付ける際も、純粋な資産の増額だけで計算しています。

 

投資を始めると消耗品にお金を使わなくなります。

 

投資家は株価を見る際にこれが本当に適切な価格なのか知ろうとします。その過程でモノ本来の価値を見極めることに自然と目が向きます。

 

対して、世の中には消耗品で溢れかえっています。新車を買ったらたとえ一度も乗らなくても途端に価値が30%下がります。家電や衣服、アクセサリ、ブランド品などもすべて似たようなものです。

 

買った途端に30%値下がりするような銘柄は、投資家なら買いません。

 

また20代で投資を始めると、マイホームを所有するために数千万円の借金をしようという発想自体もなくなります。

 

投資した期間が長ければ長いほどお金が増えていく

 

これはそのままですが、早く始めるほどお金は雪ダルマ式に増えていきます。

 

世の中には投資ではない投資らしきモノが大量に蔓延していますが、本当の投資というのは、時間と複利の効果を味方に付ければ、だれもがお金持ちになれます。

 

先ほどの例でもあるように、最初の1年目に元手が100万円しかないと、10%動いても10万円しか変わりません。

 

しかし1000万円資産が増えると、10%値が動いただけで今度は100万円になります。10%のパフォーマンスというのは、労力事態は全く変わりません。

 

あなたが100万円稼げるようになったのは、以前よりも10倍賢くなったからではありません。時間と複利があなたの味方をして、より多くのお金を稼いできてくれるようになったからです。

 

この感覚を若い内からもっているとお金は順調に増えていきます。

 

退職金で1000万円を手にした方が投資を始めるときに怖いのが、何もしていないのに月に数10万円お金が動き冷静にいられなくなることです。

 

チャイナショックやイギリスのEU離脱のようなイベントがあると、1週間に数百万円動くときもあります。これは決して珍しい事ではありません。

 

資産が少ない内から、投資をしているとこういうことがあり得ると考えているのと、資産が大きい時に初めて直面するのとでは、精神的負担は全然違います。

 

たいがい、こういうイベントが発生すると多くの高齢者の方は、苦い記憶と共に株式投資から離れていきます。失敗から学ぶことなく、二度と投資をやらなくなってしまいます。


優秀な人たちの力を利用してお金が増える

 

世の中には優秀な方たちがたくさん居て、彼らは常に新しいモノを世の中に産み出しています。

 

マイクロソフトのウィンドウズや、検索エンジンを開発するグーグルや、物理空間に在庫を持たないアマゾンや、携帯電話を手持ちPCに換えたアップルなど、頭の良い人たちが素晴らしい製品やサービスを日々開発しています。最近では人工知能のAIがそれにあたります。

 

こうした企業の株を購入することによって、超優秀な人たちが発明するモノから簡単に恩恵を受けることができるのが株式投資です。

 

人口知能のワトソンを開発しているIBMに投資をすると、毎年3%の配当金を頂くことができます。

 

100万円投資をしても3万円にしかなりませんが、1000万円になると30万円、5000万円投資をすると150万円の収入を得ることができます。

 

これは1時間も労働が発生しない為、文字通り空から降ってきたお金です。

 

150万円稼ぐためには、時給800円のアルバイトであれば、1875時間働かないといけません。1日8時間働いたとすると234日です。

 

つまり5000万円の投資は、800円のアルバイトに換算すると234日分の労働に匹敵します。5000万円貯めることは簡単ではありませんが、決して不可能な金額でもありません。

 

平凡で年収400万円しか稼げないサラリーマンが、優秀な方たちの恩恵を受けてお金が頂けるようになる、これって物凄い仕組みですよね。

 

これは歳を重ねてからではなく、若い内から得て損はありません。

 

まとめ

 

どうでしょうか?若い内から投資を始めるとういうことはこれだけのメリットがあります。

 

高級車に乗りたい、家族のために借金をしてでもマイホームを買いたい、お金の使い道は人それぞれですが、是非投資も選択肢のひとつに加えてもらいたいです。