なぜわたしはセミリタイアを目指すのか?

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わたしは30代のうちに、はやければ今年でも来年でもセミリタイアできたらいいなと思っています。セミリタイアが一番のモチベーションになっています。

 

2000年後半にブログだけで生計を立てる人が増えたことで、サラリーマンの方でも同じようにセミリタイアを考えている人は多いんじゃないでしょうか。

 

しかし誰もが簡単に実現できるほど現実はそう甘くはありません。

 

セミリタイアは一時の感情の高ぶりだけでなく慎重に行うべきだとも心得ています。なぜなら、十分に準備が出来ていない状態でセミリタイアをしてしまうと、生活が成り立たなくなり再びサラリーマンに戻る可能性があるからです

 

日本社会で再就職する場合は、今得られている収入よりも大幅に下がる可能性が非常に高いため、それなりにリスクがあります。

 

現在年収を400万円稼いでいるサラリーマンでも、同じような給料を貰えるとは考えない方がいいです。もしかしたら350万円、300万円まで下がる可能性も否定できません。

 

それでもセミリタイアを目指すのであれば、どうしてセミリタアをしたいのか、目的よりも動機の方が重要になってきます。

 

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どうしてセミリタイアしたいのか?

 

わたしがセミリタイアしたい一番の理由は毎日会社に行って働きたくないから、これにつきます。

 

IT業界で仕事をしていると思う事は、この業界で働くサラリーマンは働き過ぎです。これを個人の力だけで打開するのは非常に難しいです。どの会社に就職したとしても、程度の差こそあれ、基本的には残業ありきの業種です。

 

一番長く働いていたのは、2社目の会社に在籍していたときです。

 

朝の7時半に家を出て、家に帰るのは夜の11時とか12時でした。帰ったらすぐにシャワーを浴びて、寝る準備をしないと次の日の朝起きれなくなります。

 

一度だけですが、会社を出て終電を逃してしまい、カプセルホテルに泊まったときもありました。これも一度だけですが、金曜日の夜に徹夜を経験したこともあります。

 

この業界で働いていると、おれは2日とか3日連続で徹夜をしたことがあると長時間労働を自慢されることは多いですが、正直そんな生活は絶対嫌だと思っていました。こういう忍耐力は100害あって一利なしです。

 

このとき働いていた時の年収は350万円にも満たしませんでした。残業代も付かず月の手取りにすると20万円程度です。物価の高い東京に住んで20万円というと、がんばって節約しても手元に残るのは月に2~3万円程度です。

 

月に3万円手元に残すために、こんな生活を続けるのは正直ばからしいなと思ってしまいました。この生活をしたのは半年程度しかありませんが、ずっと生きている心地がしませんでした。

 

20代の頃は人生について深く考えることはありませんでしたが、30歳を超えてくると人生を逆算的に考えるようになります。残りの人生をどうやって過ごすかというのが頭にあります。人生とはつまりは残りの生きていられる時間そのものだからです。

 

仕事で大半の時間を消費してしまい、やりたい事を我慢し続けるのは限界があるなと思うようになります、そしてやりたい事をやるためにはセミリタイアを実現するしかない。

 

ひとつの場所に縛られたくない

 

今は昔よりも仕事の経験値が増えたことにより、収入も働く時間も減りある程度お金を貯めることができるようになりました。

 

そうすると今度はそのお金でもっと自由に生きたいなと考えるようになります。

 

毎月安定的に給料を貰えて好きなものが買えて、週末もそれなりに楽しく過ごすことができるのはサラリーマンのいいところですが、しかしその反面やれることが限られてしまいます。

 

ひとつの場所に出社しないといけないということは、自然とその場所から離れられなくなります。

 

おそらく2~3カ月休みをとって好きな場所に行けるのであれば、わざわざ仕事を辞めてまでセミリタイアをしたいとは思わないでしょう。現実的にこの選択視は多くのサラリーマンは持っていません。

 

もう少し時間が経てば、おそらく10年もたてば一般的になるのかもしれませんが、それまで待つ気にはなれません。

 

もちろん1週間程度の長期連休はありますが、これも期間が限られているため、決まった期間しかその場を離れる事はできません。わたしにとってこの状況は、鎖に繋がれているような感覚があります。

 

海外旅行に行こうと思っても1週間で行って帰ってこられるところが行動範囲になります。極東の日本に住んでいるとこれも限られてしまいます。

 

また、自分の地元ではない地方で働いていると、なんのためにこの場所で働いているのかなということを考える機会が多いです。

 

自分でアパートを借り、生活するために日用品や食料を買い、会社に通うために必要なお金を毎月捻出しています。同じ地方に住むのであれば、親と一緒に暮らした方がお金はほとんどかかりません。

 

働くために使うお金がもったいないない、それくらいならセミリタイアしてお金を使わない生活をしたい。

 

サラリーマンだとできないこと

 

わたしが人生で一番楽しかったのは、語学留学で3カ月間フィジーとう場所に住んでいた時です。

 

1社目を辞めた後に思い切って語学留学に行きました。

 

このときはたいしてお金もなく将来に対して不安ばかりでしたが、不思議と毎日がとても楽しかったです。日本と違って娯楽が何もない発展途上国でしたが、南国の気質からかみんなとても楽しそうに暮らしていました。

 

仕事のことで疲れ切っていた自分にはまるでオアシスにたどり着いたような気持ちです。お金がなくなるとこういう生活はできなくなるので、また日本に帰って嫌々働き始めます。

 

途上国で物価も安いところなので、英語の授業を受けて1カ月程度滞在しても月に掛かるお金は12~14万円程度です。東京で働いていると、ただ家に帰って寝るだけの生活でもこれだけのお金はあっとう間に消えてしまいます。

 

行きたいと思ったところに全部行きたい

 

留学以外でもう一つやりたい事は、世界中の行きたいと思った場所に行ってみたい。

 

死ぬ前に人間が思う事は、もっと若い内にやりたいことをやっておけばよかったと口を揃えて言います。

 

ヨーロッパに行きたいし、アフリカや南米にも行きたい、世界の絶景にも行ってみたい、そう思っていても今の自分には行けないと思うと、人は考える事を辞めてしまいます。

 

絶対に行きたいそのためにどうすればいいかを真剣に考えるのは、サラリーマンの10%にも満たないかもしれません。

 

「死ぬまでに行きたい絶景100」という本が本屋に並んでいると、見たいと思っても手を伸ばすのを諦めてしまいます。

 

帰りの飛行機を買わず、好きなときに好きな場所に行って居たいだけ過ごす。帰りの飛行機の時間に合わせてホテルや電車を抑える必要はありません。

 

こんな生活をしてみたいと誰もが一度は思う事です。

 

セミリタイアを目指すために必要なこと

 

こういうことを考えていると、頭の中はどうやったらセミリタイアできるのか、そればかりを考えるようになります。

 

しかし現実はそう甘くはないですね。

 

いま現在サラリーマンでしか収入を得る手段がないのであれば、たとえ脱サラしたとしても決して長くは続かないでしょう。貯金が300万円あっても、月に10万ずつ取り崩してしまえば、わずか2年半でお金が底をつきてしまいます。

 

月に10万円ずつお金が減っていく状況は、たとえやりたかった脱サラができたとしても、ストレスばかりの生活になってしまいます。時限爆弾を抱えて生活しているような気持ちになりそうです。

 

やっぱりセミリタイアを目指すのであれば、最低でも月に5万円は稼げるようにする必要があります。副業で5万円稼ぐ事も簡単なことではありません。

 

そのためにも、どうしてセミリタイアをしたいのか、サラリーマンを続けたままだとどうしてダメなのかを考えることを一度じっくりと考える事をおススメします。