最近は日本株よりも米国株の方が人気がある?買いたいけど買えない2017年も過去最高値の米国株

f:id:eyasu2008:20170121111636j:plain

 

最近おもうことですが、個人投資家のブログを見ていると、日本株よりも米国株に投資しようと考えている投資家が増えているように思います。

 

わたしもその内のひとりなんですが。。皆同じような情報を得て行動しているため、同じようなことを考えています。その結果、ニューヨークダウ平均は歴史的高値を記録更新中です。

 

ブログの記事を読んでいると、米国株が好まれる理由は以下3つが多いようです。

 

①米国は高配当銘柄が多い
②日本経済が成長していかない

→人口が減少、高齢者が増えるリスク
③米国はハイテク産業の中心地

 

私が考えるようなことは他の方もすでに考えているということですね。

 

<20、30代の個人投資家を応援しています。マネックス証券では、現在最大51000円のキャンペーン実施中です。>

 

高配当銘柄が多い

 

2013年あたりからじわじわと米国の高配当株の人気に火が付き始めてきました。

 

背景にあるのは主要国の大規模金融緩和です。国債の利回りが低く抑えられているため、本来リスクが嫌いな国債保有者は社債に向かい、その次にリスクが嫌いな社債保有者は、しょうがなく株式市場まで押し出されます。

 

本来リスクを取りたくない投資家は、上下動が激しい小型株よりも、大型優良株で配当利回りの高い銘柄に向います。

 

それが、米国の高配当株ブームを生んでいます。

 

流れが逆向きに向えば、リスクが嫌いな国債保有者は、再び元の国債に向かいそうですが今のところそうなっていません。ダウ平均は過去最高値を更新しています。

 

実はわたしもキャピタルゲインを狙いにいく投資から、高配当を狙う投資スタイルに変えようかなと方向転換を考えています。

 

日本経済が成長していかない

 

日本に住んでいる以上、どこまでいってもこの問題にぶちあたります。日本の人口問題です。

 

人口が減るという事は、根本的に経済成長が止まるということです。止まるどころか高齢者ばかりになり、社会保障費は膨らみ続ける一方です。

 

経済成長がない限りは株式市場も成長していきません。

 

円安になれば株高に動きますが、円の通貨が薄くなっているのであまり意味がないのかなという気がしています。

 

悲しいですが、すでに人口の自然増減数は減少を始めています。株を長く持ちたいと思っている長期投資家にとっては死活問題になります。

 

そういう意味でヨーロッパも日本と現状は大きく変わりません。EU崩壊に向かっていることからもわかるように、むしろ日本よりも状況は悪いです。

 

対してアメリカは21世紀に入っても他の先進国と違い成長を続けています。なぜか?移民を受け入れて人口が増加しているからです。これからもアメリカの人口は上昇していきます。

 

こういう話になると必ず中国がでていますが、中国はどうでしょうか?

 

中国もたしかに成長していますが、まだまだ政治的な圧力が強い国です。経済が成長することは間違いないですが、資本主義社会の本場アメリカと比較したらどうしても見劣りしてしまいます。

 

ハイテク産業の中心地はアメリカ以外ありません

 

2017年のキーワードは人口知能(AI)です。

 

今後も人口知能が注目されることは間違いありません。数10年前のインターネットが世の中に普及したとき並にインパクトがあります。

 

インターネットの時もそうですが、このハイテク産業の中心地はだれがどう見てもアメリカです。

 

アップルやグーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、IBMなどの企業を他の国でどれだけ挙げることができるでしょうか。

 

わたしには日本企業でこのような企業を見つけることはできません。

 

日本の時価総額のトップはトヨタですが、それでも世界一のアップルの4分の1程度ししかありません。

 

しかも自動車関連は人口知能による自動運転で影響力が弱まる可能性があります。

 

運転する機能を車から取ってしまえば、自動車は走る箱にしかすぎません。ハードよりもソフトの方が影響力を持ちます。

 

パソコンやテレビも箱は違っても、中身はほとんど同じなのでメーカーを気にする人なんて減ってきてますよね。さすがにマックかその他は気にしますが、富士通かNECか東芝かと言われてもあまり気になりません。マック以外のPCを買うならば一番安い中国のレノボを買います。

 

わたしの職場で新しく購入するPCはだいたいレノボになりつつあります。

 

また、タクシーなどの移動手段が大幅に安くなるので、地方であっても車を所有する人は大幅に減ります。車にお金をかける人は、本当に生活に余裕があるマニアのお金持ちに限られそうです。

 

日本の時価総額ランキング

 

日本の時価総額ランキングを見てみましょう。

 

01位、20兆2015億円、トヨタ
02位、10兆3911億円、NTTドコモ
03位、09兆7880億円、NTT
04位、08兆3331億円、KDDI
05位、08兆0020億円、JT(たばこ)
06位、07兆2478億円、三菱UFJ
07位、07兆2478億円、ソフトバンク
08位、06兆0120億円、日本郵政
09位、05兆6860億円、ホンダ
10位、05兆5485億円、ゆうちょ銀行
11位、05兆1457億円、三井住友
12位、04兆6999億円、キーエンス
13位、04兆5246億円、日産
14位、04兆4781億円、みずほFG
15位、04兆2329億円、ソニー
16位、04兆0181億円、ファナック
17位、04兆0092億円、キャノン
18位、03兆8861億円、セブン&アイ
19位、03兆7677億円、ユニクロ
20位、03兆7267億円、武田

 

トップ20を占めるのはほとんどが、自動車、通信、銀行関連です。

 

この中で10年後も高い時価総額をキープできるのはどれくらいあるでしょうか。

 

自動車関連は本格的に自動運転が進むと売上げが減りそうです、通信、銀行関連は100%内需なので人口が減れば減少します。そう考えると成長する可能性があるのは、ユニクロやソニーなど、海外でも売れる物を製造している企業だけでしょうか。

 

このように日本の現在の主力企業を見ると、どうしても悲観的になってしまいます。

 

アメリカの時価総額トップ10を見ると、ハイテク産業がずらりと並びます。かれらは10年後も成長しているだろうなというのは想像に難しくありません。

 

まとめ

 

以上のように私も含めて、米国株に関心を持つ個人投資家は増えています。

 

日本経済は衰退していく、外に目を向けてみると米国株、というのはだれもが考えるところです。

 

問題はすでに世界中から注目されていて歴史的な高値にあること。

 

下がらないかなーと思ってみていますが、なかなか下がりません。むしろトランプが選挙で当選してからはさらに力強く成長しています。。

 

たぶんこういう時はみんな同じことを考えています。

 

暴落が近いからもう少し下がって割安になったところで買おう、なかなか手をだせず欲しい銘柄はどんどん上昇していく、しびれを切らしてようやく買いに入ったら高値圏で大暴落に巻き込まれて大損してしまう。

 

わたしもこう思って中々手を出せずにいます。