サラリーマンの生涯賃金は2億円もあります、億万長者になるチャンスは誰にでもあります

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サラリーマンの平均生涯賃金を調べてみました。

 

参考にしたのは、年収ラボさんです。

サラリーマンの生涯年収・生涯賃金特集-年収ラボ


これによると、大学卒の男性の平均年収は2億5000万円、女性は2億円とあります。大学卒だから億を達成するのかということ、決してそんなことはありません。

 

中学卒でも男性は1億8000万円、女性でも1億1000万円とあります。

 

もしもこれが事実だとしたら、世の中の多くのサラリーマンが億万長者になっているはずです。しかし実際にはそんなことはありません。

 

年代別の金融資産額平均を見ると

 

家計の金融行動に関する世論調査(2012年)
20代、239万円
30代、406万円
40代、698万円
50代、1051万円
60代、1632万円
70代、1410万円

 

60代で1600万円の金融資産が平均になります。50代よりも大幅に増えるのは60代で多くの方が勤めていた企業から退職金を貰うからでしょう。

 

大学卒であれば、生涯年金を2億5000万円も稼いでいるにも関わらず1000万円ちょっとしか金融資産がないことになります。

 

いったい何にこれだけのお金を使ってしまうのでしょうか。

 

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生涯2億円稼ぐ場合の月の収入と支出は?

 

女性の場合結婚や出産で働き方が大きく変わってしまうので、男性の平均で計算します。最近は専業主夫という言葉もよく聞きますが、それでも男性の場合多くの方が、定年までの間働き続けることになります。

 

大学卒から中学卒をひとまとめにして、男性の場合生涯賃金が2億円だったとします。

 

2億円というと、20歳から働き始めて65歳までサラリーマンとして働いた場合、毎年会社からもらう給料は平均で444万円になります。サラリーマンの平均年収が414万円なので、かなり現実的な数値です。

 

決して生涯賃金が2億円とういのは、特別な職種の人たちの話だけではありません。多くのサラリーマンが該当するはずです。

 

平均年収が444万円の場合だいたい2割が税金として引かれるため、1年間の手取り年収は355万円になります。これを月に換算すると月収は29.5万円になります。

 

もしも何もお金を使わなければ(不可能ですが)、65歳になる頃には1億5975万円が手元に残ります。

 

生涯パートナーと子供なしで、月にいくら支出を計上すれば65歳で手元にお金が残るのか計算してみました。

 

65歳で手元に残るお金

月支出、年支出、45年支出、残る金額

10万円、120万円、6480万円、9495万円
15万円、180万円、8100万円、7875万円
20万円、240万円、10800万円、5175万円
25万円、300万円、13500万円、2475万円
30万円、360万円、16200万円、-225万円

 

60代で金融資産の平均が1632万円しかないということは、多くの人が月の支出が25万以上使っていることになります。月に25万円の支出というと使い過ぎているのかなという印象を受けます。

 

わたし以外の多くのサラリーマンの方もそう思うのではないでしょうか。

 

たとえばパートナーを見つけて結婚して子育てすると出費も増えますが、今の時代大半の家庭では共働きが前提になるので、そうすると支出よりも収入の方が増えます。

 

極端な例で言うと20歳から結婚して65歳までパートナーと一緒にいた場合、女性の生涯年収を足すと1億5000万円。出産などで働けない時期がありますが、それでも子供一人に2000万円計上したとしても、十分お釣りが出ます。

 

当たる確率が低い宝くじで一発逆転を狙わなくても、3億円稼ぐ事は可能になります。

 

そう考えると、必要以上にお金を使い過ぎているため、手元にお金がないとうのが現実なんじゃないでしょうか。

 

生涯独身の男性が平均並みに給料を得た場合、月に平均して20万円の支出でも5000万円が手元に残ります。たとえ3000万円のマイホームを購入したとしても、2000万円が手元に残るはずです。

 

しかし現実はそうなっていません。

 

20歳から投資をした場合は2億3955万円になる

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何がいいたいのかというと、医者や公認会計士、事業を成功させる必要もなく、普通のサラリーマンでも億万長者になる可能性はあるということです。

 

わたしは一か月に11~13万円程度の支出で生活しています。もちろん予定外の出費や娯楽に使うお金も必要になるため、これだけの支出で生活できるわけではありません。

 

しかし、月に25万円というのは明らかに使い過ぎています。

 

もしも年に150万円を手元に残し、投資で年5%で運用した場合65歳になるころにはいくら貯まるのでしょうか。投資をした場合としない場合の金額です。

 

・年5%、150万円で積み立てした場合

年齢、投資しない、投資する

20歳、150万円、150万円
25歳、750万円、828万円
30歳、1500万円、1886万円
35歳、2250万円、3236万円
40歳、3000万円、4959万円
45歳、3750万円、7159万円
50歳、4500万円、9965万円
55歳、5250万円、1億3548万円
60歳、6000万円、1億8119万円
65歳、6750万円、2億3955万円

 

投資をしない場合でも6750万円が手元に残り、投資をした場合2億3955万円が残ります。配当金が3%の銘柄に投資していたら、718万円を毎年受け取ることができるほどの金額です。

 

実際にこれだけ貯めるのは現実的ではありません、働くだけで遊ばない生活は生きている意味がありません。親の介護など突発的な出費も必ずあります。

 

それでも100%不可能な数値というわけでもありません。

 

途中で結婚したり子供ができたとしても、共働きを前提にしたならこれよりも増えてもおかしくありません。

 

ブログで資産を築くことに成功している個人投資家の方をみると、少ない年収でも30歳手前で資産1000万円、40歳手前で3000~4000万円という方は何人も見かけます。
→絶対値としては決して多くないと思いますが

 

平均的なサラリーマンはお金を使い過ぎている

 

日々仕事でストレスを貯めているサラリーマンを見ていて日々思う事ですが、お金を使い過ぎているように感じます。

 

わたしも20代のときは遊んでばかりいたので、決して人のことを言えませんが。少なくとも消耗品にはお金を使わないようにしていました。

 

20代で社会人になり、今までバイトでしか得られなかったのが、会社からまとまったお金を手にするようになります。多い人だと社会人1年目でもボーナスで50万円という方もいます。

 

そうすると、このタイミングで一気に生活水準を上げてしまいます。

 

25歳になり社会人生活が慣れてくると、週末はストレスを発散するためにお金を使い、連休になると海外旅行やお金を賭けた趣味など贅沢な遊びをはじめます。

 

給料が増えるにつれて、ランクの高いレストランに行くようになったり、少し高めのスーツやバッグを買ったり、軽自動車から普通自動車に何台も乗り換えたり、お金を使う欲求に負けてしまいます。

 

本来必要以上にお金を使わなければ、22歳から25歳まで450万円ほど貯まっていたかもしれませんが、手元にはほとんど残りません。

 

30歳になるとパートナーを見つけ結婚をし、一生に一度の結婚式やハネムーンに大金を使います。

 

このタイミング(25~30歳)でも手元に750万円残していた可能性もありますが、25歳のときよりも生活水準は上がり出費は増えています。

 

35歳になると一般的なサラリーマンの場合多くがマイホームを持つようになります。3000万円の借金をすると、1年間に150万貯めることができた場合の20年間に相当します。

 

おそらくこの時点で、65歳まで資産形成がほぼ不可能になってしまいます。お金を返す事、生活水準をできる限り落とさないように精一杯働きます。

 

子供ができると育てるのにお金が必要になるため、生活水準を落としパートナーにできる限りお金を稼いでもらい、やっと65歳までに借金を支払い終え、手元に数百万円のお金と年金生活を始めるというのが、大半のサラリーマンの人生になるのではないでしょうか。

 

もちろん仕事で成功して予想外に稼いだり、30年働き続ける会社にリストラされて、収入が減ったりと人それぞれだと思いますが。

 

世間一般の常識を排除するだけでお金持ちになれる

 

ここで何が言いたいのかというと、25~30歳で生活水準を上げない、車やスーツなどブランド物を必要以上に買わない、借金をしてマイホームを買わない、こういう世間一般的な常識を排除するだけで、手元にたくさんのお金を残しておくチャンスが「誰にでもある」ということです。

 

もしも20歳のときから投資を続けたとして、35歳で手元に3236万円のお金があるとします、配当金が3%の株に投資します、そうすると年間で97万円の配当金を得ることになります。

 

たとえ会社から得る給料が年間で400万円しかなくても、年収は500万円にもなります。

 

わざわざマイホームを購入しなくても、配当金だけで月に8万円の部屋に住むことができます。地方であれば3LDK、都内でも都心から少し離れれば2LDKが借りられます。


いくら超低金利という時代でも、借入金3000万円、固定金利1.5%、返済期間35年でも、支払う利息は800万円を超えます。800万円を35年で割ると22.8万円、これを月に換算すると1.9万円。

 

つまり1.9万円割高な利息+毎年の固定資産税を家賃で余分に支払うことになります。それ以外にも修繕費など数百万円レベルで必要になります。