年収300万円の平凡なサラリーマンがお金持ちになるために必要な3つのこと

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お金持ちになるためには、必ずしも事業を成功させなければいけない、特別な人脈ネットワークを持たないといけない、というわけではありません。

 

それよりも必要なことが3つあります。

 

あなたがどこにでもいるような普通のサラリーマンであれば、お金持ちになるためにはまずはこの3つが絶対に必要になります。

 

①お金の価値を知る
②感情をコントロールする
③富を蓄える

 

この3つを究めることが、リスクを取らずにお金持ちになる最も優れた方法です。

 

お金持ちになるために毎年宝くじを買う必要はありません。宝くじを買う行為はあなたをお金持ちになることから遠ざけます。

 

最短でお金持ちになるためには事業に成功させる道もあります。しかしこの道はリスクも高く最も険しい道のりです。事業を始めたとしても3年後に生き残っている可能性は全体の10%程度しかありません。

 

才能に恵まれて死ぬほど努力したとしても運に左右される要素も大きいです。

 

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お金の価値を知ること

 

お金の価値というのは、価値観と同じように人それぞれでまったく違います。

 

300万円のクルマが安いという人もいれば、高いという人もいます。3000万円借金してまでマイホームを買う人もいれば、現金が3000万あっても買わない人もいます。同じ宝石でも100万で買う人もいれば、30万円で買う人もいます。

 

お金というと大概紙幣のことを指しますが、紙幣とはただの紙切れにしか過ぎません。しかしそれ以上の価値があります。

 

この紙幣をどう見るかによってその人の人生は大きく変わってきます。消費するためにお金を使うのか、それともやりたいことを実現するための手段としてお金を使うのか。

 

多くの人は大切なお金を消費欲を満たすためだけにお金を使ってしまいます。そして、消費欲を満たすために必死に働きます。自分が本当にやりたいと思っている事は後回しにします。

 

お金は自由に生きるため、自分らしい人生を送るための切符になるということを意識している人は非常に少ないです。

 

まずはお金の本当の価値を正しく理解する必要があります。

 

クレジットカードは貧乏人に借金をさせるために発明

 

日本にクレジットカードが普及したのは1960年の頃ですが、このクレジットカードこそがお金の価値を知る機会を労働者から奪ったとわたしは思っています。

 

クレジットカードはお金がない貧乏人にも、未来に借金をさせて高価なモノを買わせるために発明された悪質な金融商品です。これを使う事が日常化してしまうとお金の感覚が麻痺していきます。

 

とくに社会人になると毎月決まった金額が銀行に振り込まれることになります。そのため今はお金がないけど来月はあるからと、カードを使って買い物をするようになります。

 

社会に出始めた頃、職場の同僚はいつもカードを使って買い物をしていました。贅沢できるほどの給料は貰っていないはずですが、どんどん新しい服やカバン、靴が増えます。しまいにはリボ払いで欲しいモノを手に入れるようになります。

 

リボ払いとは月々の返済額を固定して、返済額+手数料をカード会社に支払う分割方法です。リボ払いの利息は15%と高額なお金を持っていかれます。

 

正直ここまでいくと頭が完全に麻痺しているレベルです。100万円の買い物をして利息だけで15万円支払う。後払いすることによって、100万円を85万円の価値にしてしまいます。

 

こういうお金の使い方をしてしまうと借金してモノを買うことに躊躇しなくなります。

 

20代半ばになると借金をしてクルマを購入、30代前半には借金をしてマイホームを購入するようになります。

 

クルマは人生最大の消耗品

 

お金の本当の価値を知るためには現金を使って買い物をする、これにつきます。

 

欲しいものがあるときにお金を貯めて買う場合、お金を貯めた苦労からそのモノの本当の価値がわかります。しかし借金をして買ってしまうと、お金を貯める苦労がわからないので安い買い物のように感じてしまいます。

 

例えば300万円のクルマを買うとします。

 

借金をしてクルマを購入する場合、借入金300万円、金利5%、10年の場合、支払い総額は380万円、月の返済額は3万2千円です。手元にお金がなくても欲しいものが手に入ります。

 

この時点で借金に対する抵抗がないと、まあ月に3万円程度ならなんとかなるかと思ってしまいます。実際にはクルマの維持費で毎月6万円ほど持っていかれますが。それでもまた欲しいものがあれば、借金をして買えばいいので深く考えません。

 

これが貧乏人になる第一歩です。

 

対してお金を貯めてからこのクルマを買う場合、まず300万円貯めるために節約して月に3万円ずつ貯めることに努めます。仕事に一生懸命取り組み生活費を切り詰めながら生活し8~9年もの歳月が必要になります。

 

欲しいモノを手に入れるために、努力しそれに見合った価値があるもかを考える貴重な機会にもなります。

 

この時点で、このクルマにそこまでの価値があるのかなとなりそうですが。大概、お金を稼ぐ苦労を知ったら、余程のお金持ちではない限りクルマを持つことを辞めた方がいいです。

 

クルマを購入しても、その後は維持費だけで月3万円程度の支払いが生じます。

 

個人的にはクルマは人生で最大の消耗品だと思っています。

 

借金のすべてが悪いと思っていません。事業を始めるためにはお金が必要です、不動産投資をするために初期費用が必要です、お金を貯めてから始めるのでは残された時間が足りなくなってしまいます。

 

しかしながら消費欲を満たすための借金は悪です。そこに何も生み出さないからです。

 

インターネットや海外で買い物したいときには利便性があるので使う事もありますが、普段の生活では一切カードを使いません。

 

カードを使って買い物をすると毎月の収支の計算も複雑になるし、利便性以外のメリットが何もありません。

 

感情をコントロールする

 

人はどうしても感情に大きく動かされてしまいます。

 

ついつい衝動買いしてしまい、あとになってなんであんな買い物をしてしまったんだろう、と後悔する機会も少なくありません。買う予定がないものでも、ショッピングモールなどに行くとつい不必要なモノにまで手を出してしまいます。

 

しかし論理的に考えられず感情に任せてしまうとお金持ちになることはできません。

 

お金持ちになる人はお金をコントロールするテクニックを持っています。

 

たとえば、長期休暇直前になって飛行機のチケットを購入する人がいます。チケットは価格競争が激しく安い物から売れていくため、計画を先延ばしすればするほど料金は割高になってしまいます。

 

イベントがあると突然需要が上昇し一部のモノの値段があがりますが、そういうときに割高で購入してしまいます。買い物上手な人は、イベントが終わり需要が下がったときに安値で買います。

 

株式市場で感情をコントロールする

 

感情をコントロールするために最高のトレーニングになるのは間違いなく株式市場で実際の売買を学ぶことです。お金を稼ぎたいという欲望に負けて感情をコントロールできずに売買してしまうと、あっという間にお金を失ってしまいます。

 

少額で市場に参加して、コントロールする方法を学ぶのも必要かもしれません。

 

富を蓄える

 

お金の価値を知り、感情をコントロールできるようになると、お金が黙っていても銀行口座に増えていきます。

 

不思議と今までお金が貯められなかった人でも、100万円を超えると次第にお金が貯まりやすくなります。これは、お金を貯める習慣が身に付くからです。100万円以外でも、300万円の壁や500万円の壁というのがあるようです。

 

お金持ちになる上で、お金を蓄えるというのは非常に重要です。

 

なぜかというと、お金が増えてくるとお金があなたのために働いてくれるようになるからです。

 

お金持ちになる人はみなこの事実を知っています。

 

資産形成の黄金の公式

 

どういうことかいというと、お金を増やすためには以下の公式が成り立ちます。

 

資産 = (収入-支出)x 運用率

 

平凡なサラリーマンには収入を増やすことは簡単ではありません、支出を減らして手元にお金が残るようにします。これが資産形成で一番大切な事です。

 

そして次に大切になるのは運用率になります。運用率とは銀行にお金を預けていたら利息の0.01%が運用率、株式投資の場合は年間のパフォーマンスが運用率になります。

 

0.01%の利息では100万円預けても100円、1000万預けても1000円にしかなりません。どれだけ長い期間お金を預けてもお金が増えないのは誰の目にも明らかです。

 

最近は超低金利時代、アベノミクス効果で株式市場が以前よりも注目を浴びています。

 

だからといって、株式投資に全財産を預けて高パフォーマンスで運用しましょうということが言いたいわけではありません。

 

運用率も収入と同じで自らコントロールすることはできません。高い運用率を狙いにいくと、逆にお金を減らしてしまう可能性が高くなってしまいます。ここで言いたいのは、手元のお金が多ければ多いほど効率よくお金が増えるという事実です。

 

手元に資産が100万円しかない場合、運用率が10%でも10万円しか資産は増えません。

 

運用率が10%というのはそれなりに高い数値です。世界一の投資家ウオーレン・バフェットは平均年間利回り20%で世界の長者番付3位にランクインしています。

 

運用率がその威力を発揮するのは手元の資産が増えてからです。

 

資産が1000万円になると10万円しかなかった利益が今度は100万円になります。1億円にあると1000万円まで増えます。

 

つまり、手元の資金が少なく資産形成を始めたころには、同じ運用率では10万円しかありませんが、これが数10年経ち1億円の資産を持つようになると1000万円の資産が増えるようになります。

 

その差は990万円にもなります。

 

この事実を知ると若い内にクルマやマイホームなど消耗品のために、大切なお金を使おうという気持ちはなくなります。もちろん節約ばかりの人生は楽しくはないですが、何にお金を使うべきかを考えるキッカケになります。

 

1000万円持っていたら100万円資産が増えるチャンスがあるのに、1000万円のクルマを買って、高い維持費を払おうとは思わないですよね。

 

少しお金が貯まったからといって、ブランド物を買ったりクルマを買ったりしてしまうと、資産形成の道が遠くなってしまいます。

 

まとめ

 

平凡なサラリーマンがお金を増やすためには知恵が必要になります。

 

①お金の価値を知る
②感情をコントロールする
③富を蓄える

 

これらを身に付けるとお金に関する考え方が変わってきます。必ずしも独立してビジネスに成功させるとか、サラリーマンで高収入を得るために特別なスキルを身に付ける必要があるというわけではありません。