20代サラリーマンが株式投資に踏み出せない理由、月に3万円稼ぎたいけど損はしたくないならバイトをした方がいい理由

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資産を効率よく増やすためには、株式投資による資産運用が一番の近道です。

 

この理由は日本円などの通貨で運用しても、お金は増えていかないからです。対して資本主義社会では株式などの資産は黙っていてもお金が増えていく仕組みで成り立っています。

 

銀行貯金にお金を置いたとしてもお金が増えていかないのは、すでに歴史が証明しています。

 

ジェレミー・シーゲル博士という方が、200年間の金融商品のパフォーマンを測定しました。1ドルを米国株に投資したところ200年後には75万ドル(7500万円)になりますが、1ドル紙幣は6セントの価値になっています。

 

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銀行貯金にお金を置くのと、株式投資で運用するのとではこれだけ差があります。

 

しかしながら20代のサラリーマンの方で株式投資に踏み切る方は非常に少ないです。

 

たとえば、気が合う同僚と毎週のようにお酒を飲みよくお金の話をします、今のサラリーマンの収入に不満を持っているといつも言います、そんな彼に株式投資は効率よく資産を増やす事が出来る、株式以外でもネット上でお金を稼ぐ方法はいくらでもあると話していますが、しかし行動に移すことは一切ありません。

 

わたしにとって彼の行動はとても不思議なのです。

 

いつからかわかりませんが、彼を見ながら実際に行動して株式投資のようなビジネスを始めてみる人と始めない人の違いはなんだろうかと、観察するようになりました。

 

何が理由で株式投資をしようという気持ちを遮っているんだろうか。結論からいうと以下のような理由があるのではないかと考えています。

 

①1円でも損をしたくないと思っている
②どれだけのお金が動くのかわからない
③株式投資が難しいと思っている
④具体的な始め方がわからない

 

 

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株式投資をやらないのは損をしたくないから

 

社会人に成り立ての20代のときは収入が少なくていつもコンプレックスを持っていました。

 

人生初の株式投資をはじめたのは、社会人2年目で東京に住み年収が300万円程度のときです。東京で働いたことがある人ならわかると思いますが、物価の高い東京で暮らし年収が300万円というのは最下層の生活水準です。

 

地方で実家暮らしであればそれほど不満を持つことはないと思います。

 

わたしの場合もそうでしたが、現状の収入に不満を持っている人は株式で大儲けしたいというよりも、月に稼ぐ金額を2~3万円増やしてもっと生活を楽にしたい、損だけは絶対にしたくないというのが切実な心境です。

 

株式投資は長期でお金を増やしていくやり方なので、そう考えている人にとっては相性がいいやり方とは言えません。たぶんこれが、株式投資をやってお金を稼いでみたい、でもその気持ちを思い留ませている最大の理由だと思っています。

 

実際に月の収入を2~3万円増やしたい、損だけは絶対にしたくはない、そう考えているのであれば、株式投資ではなくアルバイトをした方が目的は簡単に達せます。
⇒アルバイトによる資産形成を勧めているわけではないです

 

アルバイトで月に3万円の収入を増やす場合

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週末に1日だけ副業でバイトをすれば3万円の収入を増やすことができます。

 

しかしこのやり方は一時的には満足するかもしれませんが、決してお金がないという不満からは逃れられることはできません。むしろ余計お金がないことへの恐怖と戦うことになります。

 

月に3万円稼ぐのが当たり前になれば、今度はあと3万円稼ぎたいと思うのが人間の本質です。

 

15万円の手取りであればあと3万円収入が増えればと願います、実際に18万円の手取りを手にすると、今度はあと3万円収入が増えればと願います、実際に21万円の手取りを手にすると、今度はあと3万円収入が増えればと願います。あとはこの無限ループが続くだけです。

 

3万円の収入が増えるよりも早いスピードで生活水準の方を上げてしまいます。

 

ある一定まで増えるとまた心境は変わりますが、あと3万円さえ増えればと思っている人のところには、自然とお金は降ってこないものです。

 

20代のサラリーマンが3万円収入をさらに増やすことを達成するためには、週末の土日どちらもフルでバイトをしなければなりません。平日で疲れて家に帰って、さらに週末は土日を犠牲にしてお金を稼ぐ、これでは手元にお金が残ったとしてもストレスの方が大きくなってしまい、いつまで経っても心理的な不安から脱出することはできません。

 

6万円と引き換えにさらに精神的不安が襲い掛かります。10年後に同じことをしても1時間の労働は800円の価値しかないことが頭ではしっかりとわかっているからです。

 

時間を犠牲にして得たお金というのはそれほど価値があるものではありません。

 

手っ取り早くお金儲けがしたい人には株式投資は合わない

 

わたしは初めて株式投資を始めたときに、月に3万円収入を増やしたい、けれども絶対に損をしたくないという気持ちで投資を始めました。

 

不思議とそういう気持ちで投資をすると、元金はあっという間に消えてしまいます。

 

正確には覚えていませんが、3カ月程度で資産を半分に減らしてしまい、バカバカしいと思って辞めてしまいました。

 

何が悪かったかというと、長期的な視点を持たなければならない株式投資で短期でお金が欲しいと思ってしまったからです。

 

株式投資で成功するためには、まずは手っ取り早くお金を稼ぎたいという欲求に打ち勝つ必要があります。

 

つまり、一時的にでも損をしたくないと思っている限りは、株式投資をやらない方がいいとうのは事実でもあります。

 

ただし一言付け加えさせて貰うと、株式投資による資産運用は特別なビジネスの才能がない平凡なサラリーマンでも長期的視点でお金を増やしていくのに最も最適な方法です。時間を切り売りしてお金を増やす発想しかないと、一生お金の不安が消える事はありません。

 

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ひと月にどれだけのお金が動くのかわからない

 

株式投資はよくわからない、お金を減らしたくないからやりたくないと考えているサラリーマンは、実際に株式投資でどれくらいのお金がひと月に動くのかを理解していない場合が多いです。

 

いくら動くかわからない、もしかしたらお金がひと晩ですべて消えてしまう、そう考えていると株式投資をやらない方がいいと考えているのは納得できます。

 

断言しますが普通のやり方をしていたら、一晩でお金を失うというようなことはまずありえません。

 

クルマを運転したら交通事故を起こして人を死なせてしまう可能性がある、だから運転免許を取るのは辞めておこう、という考えをする人はまずいないと思います。

 

クルマを運転する以上はこういうリスクは常にあります、ただ使い方を間違えなければそうなる可能性というのは非常に限られています。

 

借金をしてまで株式投資をやる人はいますが、やっていることはカジノに行くために借金をするようなものです。借金はリスクのあるものだとわかっていたら、そんなやり方をしてお金を稼ごうとういう発想はなくなります。

 

借金をする取引を信用取引といい、そうではないやり方は現物取引といいます。堅実なサラリーマンの方であれば大半が黙っていても現物取引をします。わたしは信用取引をやったことがないためやり方すら知りません。

 

では現物取引の場合にはどれくらいのお金が動くのでしょうか。

 

リスクの高い個別銘柄に投資した場合、大きく動いた月だとしても40~50%の範囲です。それでもこれだけ動く月はそうそうありません。10万円投資すれば4~5万円がいいところです。

 

リスクの低い大型、優良株に投資すれば5%程度しか動かないなんて月もザラにあります。10万円投資をすれば5千円程度の話です。

 

前者は40~50%も動きますが、リスクの高い銘柄を選ばなければいいだけの話です。短期間で大きく儲けようという気持ちが働くと、自然にリスクの高い銘柄に投資することになります。

 

リスクを取らず少しずつお金を増やしていきたいのであれば、市場平均に連動する商品を購入する方法もあります。このやり方をすると、お金を大きく失うリスクというのは極端に減ります。

 

市場平均に連動する商品とはインデックスファンドを指しますが、これは投資初心者でも簡単にお金を増やすことができる方法です。

 

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年収が300万円だった時代にアドバイスするなら

 

もしもわたしが年収300万円、初めて投資をしたときに遡ってアドバイスをするなら以下のようなアドバイスをします。

 

年収300万円といっても、3LDKのマンションを会社が借り入れて同僚と住んでいたため、家賃はほとんどかかりませんでした。会社と折半の家賃を支払って手元に残るお金は約18万円程度です。

 

物価の高い東京に住んでいても外食を控えれば、月に8万円程度お金を残すことができるはずです。

 

月に8万のお金を株式投資に積み立てします。値動きが少ない大型の銘柄に投資をすれば、ひと月目に動く金額は数千円です。これを1年間続けると96万円のお金が1年後に残ります。

 

もしも5%で運用することができていたなら、2年後には196万円、5年後には530万円、10年後には1207万円になります。

 

23歳のときに資産運用を開始して、たとえ10年間年収が300万円だったとしても、33歳になるときには1207万円のお金が手元にあることになります。

 

今でもずっと後悔していることですが、わたしが23歳のときに初めて株式投資を始めたのは2008年のリーマンショックの翌年です。世界中の先進国の株価がその後急回復しているのは周知の事実です。

 

その後リーマンショックから徐々に回復し、2013年にアベノミクスを迎えたことを考えると資産が2000万円以上になっていてもおかしくはないのです。

 

日経平均でさえ当時の2.5倍あります。わたしはこのときのボーナス期を丸々逃したことになります。

 

もしも年収が今と同じレベルまで増えてるとすると、3000~4000万円資産があったとしてもおかしくはありません。

 

アドバイスするなら毎月積み立て投資をしていれば黙っていてもお金は増えるから、収入をあげるために安易な転職に走る必要はなくて、お金を使わなくても楽しめる趣味に没頭することを勧めます。

 

株式投資について難しいと思っている

 

株式投資を躊躇する人に、経済や投資が難しいと思っている人は少なくありません。

 

わたしたちがこれらについて極端に苦手意識を持っているのは、学校教育でお金について学ぶ機会がないからです。そのくせお金について十分な知識がないとそんなことも知らないの?という目をされることが多々あります。

 

経済や株について何も知らなくても投資はできます。むしろ知らない方が余計な前提知識がない分ムダな事をしない為お金を増やすことに成功するかもしれません。

 

下手に知識がある人ほど、自分が一番よくわかっていると勘違いしてしまうため、意外とお金を失い易い傾向にあります。

 

投資について知識を深めたいのであれば、まずは毎月3000円ずつ投資しながらゆっくりと学んでいく方がいいのかもしれません。

 

ここで大事なのはまずは少額でも初めて見るということです。

 

何に関してもいえることですが、実践の伴わない知識ほどムダなものはありません。

 

クルマを乗らずに、いくら試験勉強したところで何も頭に入らないのと一緒です。実際に公道を走ってみてそのときに標識を確認することで、頭の中に入ってくるものです。

 

TOEICの試験のために文法や単語を頭に詰め込んだところで、実際に外人に会ってもまともに会話ができないのと同じです。実践で使う、そのためにどんな知識が必要なのか、これがモノゴトを上達する一番のコツです。

 

株式投資初心者必見!はじめての人のための3000円投資生活

 

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具体的な始め方がわからない

 

実際に始めようと思ったときに、じゃあ具体的にどうすればいいの?と思う人は少なくありません。

 

インターネットで電子化が進んだ今の時代、株券を購入するために取引所に行く必要もないし、売買を代行してくれる証券マンに電話して注文する必要もありません。

 

すべてインターネットの取引だけで完結できます。

 

証券会社に口座を持っていれば、PCやスマホから欲しい銘柄を選択肢して、金額を打ち込めばそれだけで購入することができます。

 

証券会社に口座を移すのは、銀行貯金の振り込みとまったく同じやり方でできます。口座開設はすべて無料で1週間程度でできます。

 

詳しくはこちらを参考にしてください。

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