セミリタイアしたいサラリーマンが準備しないといけない3つのこと、東京に住んで生活費を5万円に抑える方法

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最近セミリタイアという言葉を目にする機会が増えました。

 

セミリタイアとはその言葉のとおり完全なリタイアではなく、40代や50代が早期に会社を退職し、その後は働くペースを抑えて好きなことをしながらゆっくりと時間を過ごすことをいいます。

 

急速に広まった背景にあるのはインターネットのおかげで個人でもお金を稼ぎやすい時代に本格的に移行しつつあるからだといえます。逆にインターネットを使ってお金を稼げないのであれば、セミリタイア生活は夢のまた夢となってしまいます。

 

ネット収入がなくても日雇いやアルバイトなどなんとか生計はたつのかもしれませんが、貯金を切り崩していく生活は精神的に健全な状態だとはいえないかもしれません。

 

わたしもセミリタイアを目指すサラリーマンのうちの1人です。セミリタイアするために最低限なにが必要なのかを考えてみました。

 

わたしが重要視するのは以下の3つです。

 

1.月に5万円で生活する
2.月に5万円をネットで稼ぐ
3.貯金を最低500万円以上貯める

 

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月に5万円以内で生活する

 

セミリタイアしたあとは、サラリーマン時代と比べて収入が一気に不安定になります。決まった額のお金が毎月銀行口座に振り込まれていましたが、セミリタイア後は突然収入がゼロになる可能性もあります。

 

そのためいつでも生活水準を落とせるように準備をしていく必要があります。月に手取りで25万円の収入を得ている人が突然10万円以内の生活水準に落とすことは難しいです。極端な生活水準の低下はストレスになるからです。

 

もしも20万円の生活水準で生活している、これ以上生活水準を落とせないのであればセミリタイアのハードルは格段に上がります。60歳の定年前に実現するのは難しいかもしれません。

 

生活水準を下げることに抵抗があり、ストレスを感じてしまうのであればセミリタイア生活にはむいていないのかもしれません。

 

わたしはセミリタイア後は月に5万の支出を目標にしています。

 

東京に住んでも月に5万円で生活する方法

 

物価が安いアジアや日本でも家賃の安い地方に行けば簡単に達成できそうですが、目標は東京に住んで5万円です。東京は家賃さえ抑えることができれば、インフラや公共施設が揃っているためとても住みやすい場所です。

 

カフェに行かずに図書館に行けばお金がかからないし、ただで本を借りることができます。公共のスポーツジムに行けば1回400円で利用できます。会員になって毎月1万円近いお金を払う必要もあります。また、欲しいものがあれば電車に乗らなくても徒歩圏内で必要なものをすべて買い揃えることもできます。

 

地方は物価も食費も安く抑えることができますが、その分生活が不便だしクルマがないと生活できなかたったりします。また、若いコミュニティが少ないので新しい出会いの場も期待できません。平均年齢の高い日本の地方のスポーツジムにいくと高齢者ばかりです。

 

地方の月に2万円台で借りられるアパートはたしかに魅力ですが、家にいるだけの毎日ではなんのためにセミリタイアしたのかわからなくなってしまいます。

 

実は東京に住んでいても月に5万円程度に抑えることは可能です。シェアハウスが日本でも流行したおかげで色んなタイプの部屋ができました。そのおかげで家賃を大幅に下げることができます。

 

シャアハウスでも個室に住んでしまうと1Kよりも少し安い程度の相場が設定されていますが、個室を諦めるとどこまでも生活水準を落とすことができます。とくにドミトリーに住むと劇的に家賃が安くなります。

 

たとえば赤坂や六本木などの一等地でさえ家賃は5〜6万円程度です。セミリタイア後は会社に通勤する必要がなくなるのでそんなところに住む必要はありませんが。ビジネスパートナーがいるとか毎日遊び歩きたいという特別な理由がなければ都心よりも少し離れた郊外に住むのが現実的です。

 

郊外にいくと2〜3万円の部屋も見つかります。郊外といっても東京近郊の郊外の場合どこにいっても徒歩圏内にスーパーはあるし、東京までのアクセスも30分程度です。地方に住むよりもよっぽど利便性が高まることになります。

 

以前まわりに何もない地方の田舎に住んでいましたが、そのときは家賃2万8000円、家具などすべてレンタルして毎月3万4000円の部屋に住んでいました。高熱費や通信費を入れると4万5000円程度かかります。この金額でも十分快適で格安なのですが、郊外のシェアハウスに住むとそれをさらに下回ります。シェアハウスの場合、水道高熱費、保険料はすべて家賃に含まれています。

 

最近目を付けているのは家賃2万9000円の物件です。最寄駅まで6分、最寄駅から東京まで乗り換えなしで30分の好立地です。セミリタイア後は携帯を解約し、月の生活費を2万円に抑えることができれば家賃と合計しても5万円以内に収まります。1週間に4千円なので食事の質を落とさずににそれなりの生活はできそうです。

 

セミリタイア後は都心に行く必要もなくなるため、もう少し郊外に行けばまだ安い物件が見つかるかもしれません。シャアハウスのおかげで地方と東京の物価が逆転したといってもいいのかもしれません。

 

最近はこういうタイプの部屋もあります。

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多少割高になりますが、場所によっては大浴場もあります

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いくら安くてもドミトリーは人によっては抵抗がある

 

シェアハウスのドミトリーに住めば生活水準を劇的に落とせるとはいっても、人によっては抵抗があります。学校生活がストレスにならない学生であればいいかもしれませんが、社会人であればなおさらです。キッチンや浴室を共有するのはよくても、さすがに寝る場所まで共有するとなるとハードルが高いです。

 

以前シャアハウスに住んでいたことがるのですがそのときは個室に住んでいました、実は今月から初めてドミトリーに住んでみましたが、わたしの場合は大丈夫でした。思ったよりも苦にならなく快適に過ごせています。アイマスクと耳栓を持参しましたが、それすらなくてもなんとかなりそうです。

 

個室がないのはやっぱり不便なのですが、大概家にいるときはリビングルームで過ごします。部屋に戻るのは寝るときくらいです。広いキッチンと広い浴室、快適なリビングルームがあるため狭い、1Kに一人で過ごすよりも快適な生活を送れます。

 

また毎晩外国人と話す機会があるため、英語を身につけたい人にもいいかもしれません。毎日話す場にいると、自然とモチベーションも上がります。最近はずっとしていなかった英語のリーディングも再開するようになりました。

 

そうはいっても住居は日々の生活に大きな影響を与える場所なので、ひとによって考え方は違います。いくらセミリタイアするために生活水準を落とす必要があるからといっても、この生活がストレスになるようなら無理してやる必要はありません。

 

わたしの場合、学生寮で6畳の部屋に2人で住んでいたときもあるし、途上国の環境の悪いところに住んでいたこともあるので、普通の人よりも住居に関してはかなり鈍感です。多少環境が悪くても住めればどこでもいいと思っています。

 

さすがに社会人でドミトリーに住むのは抵抗がありましたが、実際に住んでみて意外と大丈夫だということがわかりました。たったこれだけで月に2〜3万円生活水準を落とせるのであれば有難いの一言に尽きます。

 

おかげでセミリタイアするハードルをまたひとつ落とすことができました。

 

月に5万円をネットで稼ぐ

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セミリタイア後の収入が月に5万円でいいのか、それとも10万円必要なのかはいくらの生活水準で過ごせるかに大きく左右されます。また、どれくらいのお金を手元に残したいかでも大きく違ってきます。

 

わたしは目標を5万円に設定しています。理由は生活水準を5万円に抑えることができたら貯金を切り崩さずに生活できるからです。資産形成を目標にしているためこれだけでは足りないのですが、将来はもっと収入を増やすことを前提にしています。あくまでセミリタイア時の目標金額です。

 

5万円というとたかが5万円と考える方もいるかもしれませんが、これはとてもハードルが高いです。あと2〜3年掛かるかもしれません。3年たっても達成できていない可能性も十分にあります。

 

2014年に日本アフェイリエイト協議会が調査した内容によると、月に3万円以上稼ぐアフェリエイターは上位3%しかいません。インターネットのおかげでだれでも簡単に稼げるようになった、ブログを毎日書くだけで3万円と宣伝している人たちが大量にいますが、現実と理想は一致していないように思います。

 

現実を誇張している人たちは情報弱者を集めてお金を稼ぐ手段にしているため、過度に宣言している節があります。

 

上位3%にたどり着くのは簡単なことではありません。そう考えたらやはりできる限り生活水準を落とす必要があります。収入を3万円増やすためには、上位3%に食いこむ過酷な競争を必要としますが、生活水準を落とすのは本人の意思と覚悟次第でいつでも達成可能です。

 

3万円の収入を増やすのも、生活費を3万円落とすのもまったく一緒です。家賃が8〜9万円のところに住んでいるうちは、一生セミリタイアにたどり着くことができないかもしれません。

 

わたしはセミリタイアの最終手段として生活費が一切かからない実家に帰ることも選択肢に加えています。よっぽど仕事で嫌なことがない限りは実行に移すことはありませんが、本当にサラリーマン生活が辛くなって衝動的に辞めたくなったときはそうするつもりです。

 

両親はまだ供に働いていて健在です。もしも生活費のかからない実家で1年間アフェリエイトをみっちりやってみて、それでも成果がでなければサラリーマンに戻るのもありかなと思っています。

 

貯金を500万円以上貯める

 

セミリタイア後はできる限り貯金を切り崩すつもりはないのですが、それでもまったくお金がないというのは不安になります。いつ突発的にお金が必要になるかわかりません。交通事故で身体が動かなくなるかもしれないし、身内の不幸があるかもしれません。

 

これも人それぞれになるのですが、わたしは500万円をボーダーラインにしています。

 

毎月5万円で生活した場合たとえ無収入だったとしても8年間生活することができます。好きなことだけに集中して、それでも8年間お金を稼ぐことができないのであれば、もはやセミリアイアする生活は向いていないとしか言いようがありません。その場合はセミリアタイアを諦めて会社の奴隷として生きる道を選択します。

 

もしもすでに本業以外の副収入が現在の生活費を上回っているのであれば、貯金はまったくなくてもいいのかもしれません。数千万円の資産でセミリタイアした先人たちによると、こんなに貯める必要はなかったからもっと早くセミリタイアをすればよかったと言っています。

 

結局、本業に使っていた分の時間を好きなことをしてお金を稼ぐ時間に変わるため、生活費程度であればなんとか稼げるようになるからです。

 

わたしは慎重な性格なので、やはり副収入が生活費を上回る道筋が見えてからセミリタイアを考えています。上まわらなくても資産が1000万円を越えればセミリイアしてしまいそうですが。

 

セミリタイアを実現するために

 

セミリタイアを実現するために、いくらの生活費で過ごすか、いくらの収入を得るのか、資産はどれくらい準備しておく必要があるかは、人それぞれによって大きく変わります。

 

実家暮らしをしているか、東京で暮らしているかによっても難易度は変わってきます。

 

わたしはセミリタイアを目標にしていますが、その反面セミリタイアしなくていいかなと思うときもあります。なぜならサラリーマンほど安定的にお金を稼げる仕事はありません。毎月20万円以上ものお金が銀行に振り込まれます。もしも本業以外の仕事で月に5万円稼げたらな、収入を大きく増やすことができます。

 

昔は、サラリーマンなんて早く辞めてやるという気持ちで働いていたときもありましたが、今は外食したり外でお酒を飲んだり海外旅行したときに、こういう娯楽が楽しめるのはサラリーマンのおかげだなと感謝をするようになりました。いずれは脱サラすることを目標にしているため、レストランで食事ができるのもあとわずかだと幸せをかみしめています

 

セミリタイアを実現した場合、好きなことに集中できる時間が劇的に増えるという大きなメリットがある反面、一切の贅沢ができないというデメリットがあります。もちろん収入が増えていけば娯楽を楽しめる余裕も生まれますが、必ずしもそうできるとは限りません。少なくとも始めた当初は生活水準が劇的に下がることを受け入れる必要があります。

 

逆にサラリーマンの場合、やりたくない仕事をやらないといけない反面、安定的な収入があるためそれなりに裕福な生活ができます。自由に使える時間も限られるし、長期休暇も1週しかありませんが、人はだれかに制限されていた方が幸せなのも事実です。

 

どちらを取るかは人それぞれの価値観に大きく左右されます。どちらにしても、本業以外で副収入を得るというのは今の時代に必須スキルということは変わりませんが。

 

じつはそれほどサラリーマンは悪くはありません

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サラリーマンでもストレスを最大限に抑えことができます

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