まずは投資資金100万円貯めるために必要なこと

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株式投資を始めるためには、まずは投資をするためのタネ銭が必要になります。

 

投資を始めようと思ったら10万円でも可能ですが、実際には100万円程度の資産ができてから始める人が多いです。

 

わたしも投資を意識し始めたのは、銀行貯金100万円を超えたあたりからです。

 

まず投資の原資である100万円をどうやったら貯めることができるかについて検討していきます。

 

この100万円を作れるか作れないかで資産形成は大きく変わってきます。100万円という目標を持って短期間で達成できる人は、次の200万円も500万円も貯めることができるし、長期的に1000万円の資産を築くことも可能です。

 

逆に100万円で挫折する人は、お金を使うことで快楽を得ているため、今後も100万円貯めることはできない可能性が高いです。

 

奨学金を借りて大学まで進学した人よりも、高卒でお金がない人の方がお金を貯めるチャンスはあります。奨学金を借りて3~800万円の借金がある人は、返済するまでに5~10年を要してしまうからです。

 

100万円貯めることの難易度

 

100万円貯めることですら簡単ではないと思っている人は少なくありません。

 

日本の平均年収は年々下がり、正規社員に慣れず契約社員で働く人が増加、年収が300万円を満たない層が4割を超えるなど悪いニュースばかり目立ちます。

 

しかし、そうはいっても世界的に見れば日本はまだまだ裕福な国です。月収18万円、年収216万円も稼いでいれば、世界で上位4%の富裕層に属します。

 

団塊世代と比較して若者は貧乏だと言います。たしかにその通りですが、それでも若者はほぼ全員がスマホ携帯を2年で買い替えます。実家を出た若者は賃貸を契約しプライベート空間を一人で専用しています。図書館や公園などの公共施設を無料で使用することができます。地方にいくと社会に出たばかりのお金がない若者でも皆クルマを保有しています。

 

たとえ年収が350万円程度しかなかったとしても、100万円程度であればだれでも自力で貯めることが可能です。

 

そのためには、日本で相対的に高いと言われているサービスを利用しないことです。日本で相対的に高いサービスは以下の3つです。

 

・家賃
・交通費
・外食費用

 

収入に見合わない家賃

 

都会に住んでお金が貯まらない人の特徴は、まず収入に見合わない家賃にすんでいるケースが多いです。東京の家賃は、アジアの都市圏や日本の地方と比較しても、頭ひとつ分とび抜けて高いです。

 

地方で駅から離れた場所にいくと、2万円台で借りられる物件があります。駅から遠くてもスーパーやコンビニは近くにあります。

 

最近はアジアでも日本と変わらないと言われるほど物価は高くなりましたが、そてでも、バンコクで都市部から少し離れれば2万円程度で住むことができます。

 

東京では、郊外に住んだとしても1Kで6万円は超えるし、都内に住もうと思うと8万円は見なくてはなりません。さらに水道光熱費、ネット代を加算すると10万円近いお金を住居関連だけで計上することになります。

 

人口減少が始まり空家が増えているにも関わらず、不動産価格が下がりません。東京近郊では、まだしばらく賃貸価格の下落は起きそうにないです。

 

実家を離れ東京に住むのであれば、プライベートな空間に住むことは諦めてシェアハウスに住むことで家賃を大幅に減らすことができます。シャアハウスでも個室を確保したのであれば1~2万円程度、個室を諦めて共用部屋に住むのであれば2~4万円程度抑えることができます。

 

少なくとも東京では、収入の少ない若者が完全に個室を占有するのは贅沢品になりつつあります。

 

交通費が高い

 

日本に住んで家賃以外にサービスが割高だと感じるのは交通費です。交通費が高いと行動範囲が狭まってしまいますが、割高である以上は不必要な外出は避ける方がいいかもしれません。

 

わざわざ隣町にいって遠出しなくても、自宅周辺で用事を済ませられるのであれば、交通機関は使わない方がいいです。

 

日本では最低賃金が保障されているため、交通費がなかなか下がらない傾向にあります。たとえば海外にいくと、タクシーは日本にいたら考えられないくらい運賃が下がります。


1時間タクシーに乗って移動しても1000円も掛からないことろはザラにあります。日本では、30分も乗ると料金は4000円を超えてきます。

 

これは途上国ではタクシーの運転手になるような人は、文字の読み書きができないような人がなるからです。日本では読み書きができない人はまずいないし、タクシーの運転手であっても最低限の収入が得られるように労働法で定められているからです。

 

タクシー以外でも、公共機関のバスや電車も同様です。

 

途上国で電車に乗ると高くても100円です。日本だと30分も乗れば500円を超えてしまいます。日本の電車は世界一遅延が少ないで有名ですが、そのために常に監視する職員やシステムがいて、遅延してもすぐに復旧するようになっています。つまり時間通りに、電車を動かすために必要以上にコストが掛かっているということです。


特にJRの新幹線は割高料金を払っています。東京大阪間は新幹線で1万4千円掛かりますが、以前、東京と大阪間の飛行機を6千円で取ることができました。飛行機の方が価格競争が激しいため、電車と飛行機では電車の方が割高になっています。

 

公共機関は安いと思っていますが、海外のサービスと比較すると割高な印象があります。お金を節約するためには、極力使わない方がいいです。

 

知り合いでランチを食べにいくためだけに、電車の乗り次いで出かける人がいますが、往復の電車賃を足すと一食分のランチになります。電車に乗って出かけるよりも、自宅近くで美味しいお店を探した方がいいです。

 

高い外食費用

 

物価の高い東京に住んで思うことですが、外食料金ほど割高で、サービスの値幅が激しいものはありません。同じ土地代、同じ人件費でも、お店によって価格帯は大きく変わります。

 

お金がないと言いつつも割高な料金を払っている人は意外に多いです。

 

たとえばサイゼエリアはワインを飲んでも1杯100円と格安ですが、デートで使用すると異性からは嫌な顔をされてしまいます。最初のデートはファミレスは使ってほしくないようですが、お互いのことを考えるとその方が何倍も得をします。

 

高級なイタリアンで食事をするよりも、サイゼリアを利用した方が5分の1程度で抑えることができます。5回一緒に食事に行くことができます。

 

収入が多い人たちが値段のはるお店に行くのはいいと思うのですが、そうではない人たちがお酒が1杯10倍もするお店で食事をするのは少し違和感を覚えます。

 

基本は家で自炊をする、外食する場合も安いお店にすれば、手元にお金は貯まるようになります。

 

投資資金100万円貯めたら300万円もすぐに貯まる

 

物価の高い東京に住んでいても、家賃、交通費、外食費、この3つを気を付けることで、100万円くらいであればすぐに貯めることができます。

 

お金がないと口癖のように語る人が多いですが、その割には意外とムダなところでお金を消費しています。

 

投資で100万円運用するようになると、投資の仕組みをもっと理解したくなります。またもっとお金を貯めてもっと投資のために運用したくなります。

 

最初は100万円でも、次第に200万円、300万円と投資額は増えていきます。投資額が増えることでインカムを得るようになり、またお金が増えやすい環境を作ることができます。