貧乏になる人は「快楽」を追求し、金持ちになる人は「楽しんで稼ぐこと」を追求する

スティーブ・シーボルド

「金持ちになる男、貧乏になる男」

 

 

貧乏人とお金持ちをわけるのは「考え方」の違いです。お金持ちになるためには、まず金持ちの考え方を身につける必要があります。

 

もちろん株式投資の世界で成功するためには、株や経済に対する深い知識が必要になりますが、それよりも重要なのは、お金持ちになるための考え方です。

 

お金持ちと思考が同じになれば、自分は何をすればいいのか自然と教えてくれます。

 

 

貧乏人は仕事よりも快楽を追求する

 

貧乏になる人は、貴重な時間をさまざまな娯楽のために費やします。必要な努力をなるべく避けて消費欲や快楽を満たすためにお金と時間を使います。

 

週末にお金のために活動するサラリーマンは非常に少ないです。毎週末、気の合う仲間と遊ぶ計画を立て、仕事のストレスを発散させます。2日という与えられた自由時間を目一杯楽しみ、そして月曜からまた仕事へと戻っていきます。

 

仕事に情熱を持っていて、週末も仕事の専門書などを読み、勉強している人は会社でも出世していきます。

 

しかし多くの人は、仕事にそれほど情熱を持っていません。経営者や役員にとって仕事は情熱ですが、サラリーマンにとって会社の仕事は労働です。会社の仕事は生活するためだと割り切っているし、週末は仕事を忘れてリフレッシュするためのものだと思っています。

 

自分が情熱を持てないものに対して、成功することはまずあり得ません。

 

お金持ちは楽しんで稼ぐことを追求する

 

お金持ちになる人は、お金を稼ぐことに意識の大半を集中し、そのための活動を楽しみます。

 

株式投資の情熱を株式投資に使い、文章を書く情熱をブログや執筆活動に使い、不動産への情熱を不動産投資に使う、このように趣味を生かしてお金を稼ぐ方法を探します。

 

サラリーマンの仕事が好きではないなら、会社の仕事で成功することはないです。多くの人はこの事実にまだ気づいていません。

 

貧乏人からすると、お金持ちになるような成功者は、いつも働いているように見えますが、実際には自分が大好きなことをして利益を追求しているに過ぎません。

 

はたから見れば仕事といえば仕事ですが、実際にやっていることは趣味と同じです。金持ちになる人はいつも言います。「お金をもっていることの最大の利点は、したくないことをしなくてすむことだ」

 

貧乏人とお金持ちの違いは、大好きなことをして稼ぐか、大好きなことをするために嫌いな仕事をして稼ぐかです。

 

長年お金持ちの研究をする著者によると、お金持ちになった人たちは「大好きな仕事をするまでは、たくさん稼げなかった」といいます。

 

大好きなことをするとき、人は一日中ずっとそれについて考えます。それだけの時間と労力をひとつのことに集中すれば、それが何であれやがて成功するからです。

 

大好きなことを仕事にするために

 

サラリーマンが貧乏から脱出できないのは、会社に行ったら仕事のことを考え、家に帰ったら仕事のことを可能な限り排除したいと考えるからです。

 

わたしもそう考えるうちのひとりです。

 

仕事は常にスケジュールとの戦いです。自分の期待通りに進捗は進まないし、そのせいで遅れると残業してまで働く必要があります。顧客との締め切りを守るためには、何時になろうが遂行する必要があります。

 

家に帰ると仕事のことは一切忘れて、楽しくお酒を飲みたくなります。週末にお酒を飲みすぎるのは、悪夢のような日常から解放されたいという欲求があるからかもしれません。

 

20代の若い頃は、家に帰ってもプログラムの専門書などを読んだり、仕事で使えるようになるため、必死に英語の勉強をしていました。

 

いくら英語の勉強をしても、給料にダイレクトに反映されることはありません。サラリーマンとして成功するためには、長い年月が必要になります。そのために必要なのは忍耐です。

 

そうこうしている内に一冊の本との出会いから、株式投資にはまるようになりました。

 

株式の世界では、運にも大きく左右されますが、すべてが目に見える結果でかえってきます。自分が正しくなければ、市場から強制退場させられるし、間違った判断をしたときは、目に見える形で現実をつきつけられます。

 

サラリーマンの仕事では、目に見える形でかえってくるのは、年に2回の賞与のときだけです。頑張っても頑張らなくても、それほど大きな差はなかったりします。

 

週末に勉強しようが、毎週末遊んでいようが、20代のうちはそれほど給料はかわりません。もちろん数10年後にはリターンの差は広がっていきますが。

 

株式投資の勉強をしていると、いろんな知識が必要になります、歴史や哲学、政治や大衆心理、あきることはありません。株式市場に立ち向かえば立ち向かうほど、自分の無知を教えてくれます。

 

お金に関する本を読んでいると、一日が経つのも早いです、一冊本をよみながら思考にふけるのが最高のひとときです。

 

気づいたら会社の仕事は、どうでもよくなってしまいました。決まった時間に会社に行き、与えられたタスクを時間通りにこなし、それで給料を頂ければそれで十分です。

 

わたしは投資の世界で成功しているとは全くといって言えませんが、お金持ちの人が語る、「自分が好きなことを仕事にする」とは、こういう感覚なんだなとはじめて気付きました。

 

決して文章を書くのは得意でも好きでもありませんが、お金に関して情報を発信するのが好きでブログを始めました。少ない収入ですが、これでもお金が入るのは非常にありがたいことです。

 

コンビニでバイトした方が何十倍も稼げますが、それではお金を貰う代わりにやりたくないことをやるだけです。

 

リアルの世界で飲みながらお金の話をすると、一緒にいる人からは嫌な顔をされてしまいますが、ネットの世界では、同じように考えている人がリアクションしてくれます。

 

趣味でお金を稼ぎやすい、良い世の中になったなと感じます。そういう意味でアフェリエイトはオススメです。