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心に余裕がない投資家は絶対に負ける
おもしろい事に、株式投資の世界で大勝ちする人は、ギャンブルの世界でも大勝ちします。ギャンブルの世界で大勝ちする人も、意外と投資の世界でも大勝ちします。
これはなぜかというと、勝負の世界で勝つか負けるかというのは、人間の本質の部分に左右されるところが非常に多いからです。
もちろん、知識やテクニックも重要ですが、現実の勝負の世界ではそれほど重要ではなくなります。ではどういう人が勝負に負けて、どういう人が勝負に勝つのでしょうか?
勝負に勝てるかどうかは、心に余裕があるかないかが大きく左右します。
面白い事に勝負に負けて大敗していく人を観察すると、皆同じ思考回路を辿っています。例えばカジノに行き、賭け事を始めると運が良ければそこそこ儲け、逆に運が悪ければそこそこ損をしていきます。
カジノなどのギャンブルは、基本的に胴元にサービス料金を払うシステムなので、ゲーム時間が長くなるにつれて、大半は徐々に負けていきます。
ここで大敗してしまう人は、勝負と途中で降りるという術がない人です。
負けが続けば続くほど、また、賭けたお金が重要なお金であればあるほど、「次こそは」という心理が働き、一か八かの儲けを期待する気持ちが高まります。
こういう心理状態に入ると常に不安定になり、周りからみると、勝手にミスをしてくれるため、絶好のカモになります。勝ち続ける人は、こういう勝負相手を常に探し回っています。
投資の世界でも同じことが言えます。普通に売買していれば、資金が尽きて市場から強制退場されるというような事態は、ほとんどありません。ひとつの銘柄が月に動いても10%前後の世界です。もちろん大きく動くときもありますが、それは8年に1度とか、かなり限られた期間だけです。
投資とは本来、値動きの少ないリスクの少ないマネーゲームですが、大敗して強制退場を食らう投資家は後を絶ちません。
→もちろん国債や社債よりも、変動率は高いですが
投資の世界で負ける人は、投資にギャンブル性を持ち込んできます。夫婦で貯めた100万円をひと晩にうちに倍にしようと考える人がいます。月々の生活費が足りないから、投資の利益で返済しようと、考える人もいます。
たとえばパートナーに隠れて投資を始めてしまうと、損をしたのがバレたくないからという理由で自らを追い込んいきます。最後には損を一発で取り返すようなリスクの高い方法に頼ります。
月の生活費が足りないからと投資を始めた人も、生活費以上にお金を稼がないといけないため、無理な投資をしてしまいます。当然ですが、目標金額を作るとその金額に合わせた投資をしてしまうとため、負けてしまいます。
勝負事に勝つ人の特徴、勝負事に負ける人の特徴
勝負事に強い人は、常に心理状態に余裕を持たせます。失っても怖くないという覚悟があれば、負けても怖くはありません。心理状態に余裕があると、ミスを減らすことがなくなるし、一発逆転の大勝負に出ることはなく、淡々と判断を下します。
勝負に負ける人は、自分を追い込む傾向にあります。もしも負けたら、来月の生活費がない、パートナーにどう告白すればいいのだろうか、そういう葛藤の中、一発逆転を夢見てリスクの高い方法に頼ります。一手一手を深く考えすぎてしまうため、心理的に余計なやり取りをしてしまい、ミスが目立ち自ら自滅していきます。
あるお金持ちの方が、カジノで稼ぐのも株式投資で稼ぐのも一緒だと、テレビの中で語っていたのが印象的でした。
カジノでは自分にルールを課します。予め、ここまで負けてもいいという金額を決めておきます。例えば、全財産の10%程度。その金額に達したら、迷わず場を去ります。買っているときは、迷わず自分のやり方を突き進みます。
カジノの世界でも、心理的に余裕を持つかどうかが、勝負を大きくわけるんだなと感心しました。
負ける人は自分を追い込むのが好き
自分を追い込むのが好きな人は、ドラマや漫画を読むのが好きです。辛い状況から一発逆転をした主人公と自分の状況をあてはめます。ドラマで一発逆転のストーリーが多いのは、その方が視聴者が喜ぶからです。
現実の世界では、そんなことはありません。
数100万円の借金をしてカジノに行っても、勝つことができません。むしろそういうやり方をしている人は、お金を失って借金まみれです。
身内の人が同じことをしようとしたら、止めるはずです。しかし投資の世界では、当たり前のように行われています。