お金持ちになりたいなら銀行員が勧める投資信託を買わない方がいい理由、銀行員も投資で損をしています

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わたしたちは深く考えることなしに、お金のことなら銀行員に言うことを聞いた方がいいと思っています。銀行員になったと聞くとそれだけで、あの人はお金に詳しいんだという印象を持たれます。

 

そういう理由からか、銀行の窓口に行くと銀行員の勧められるままに保険の契約や金融商品(投資信託)を買わされてしまう人は後を絶たないです。

 

特に投資に対して免疫がない50〜60代、退職金を手に現役を引退した高齢者の方がその傾向が強いようです。

 

そもそも銀行員はお金の勘定は得意ですが、実はそれほど投資の知識というのはありません。彼らが進める金融商品とは、売りたい側が目玉商品を作ってそれを彼らに営業させているだけにすぎないのです。

 

こうした金融商品は優れているから勧めるのではなく、手数料が高く彼らが儲けることができるから勧めているだけに過ぎないのです。販売している銀行マンも中身をよく理解していないというのは多々あります。

 

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他人が勧める安易な方法でお金持ちになろうとする

 

あなたがもしお金持ちになりたいのなら、銀行員が勧める投資信託は買わない方がいいのです。銀行員に限らず他人が勧めてくれたからという理由だけで、金融商品を買おうとする人は意外とたくさんいます。

 

とくにそれが身内で銀行員だったりすると、無条件に反応してしまう人がいます。しかし意外と彼ら自身もよく投資について理解していなかったりします。

 

そもそも投資信託とは?

 

銀行員や証券会社の営業マンが勧める投資信託を購入しても、お金持ちになる可能性は極めて低いです。むしろお金持ちになる道は遠くなってしまいます。

 

まず投資信託について、ネットで調べてみると以下のような記載があります。

 

投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資、運用する商品のことで、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品のことを指します。

 

投資信託の運用成績は市場環境などによって変動します。投資信託の購入後に、運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って損をすることもあります。

 

専門家がリスクをきちんと管理して、お金を運用してくれるなら大丈夫だなと思ったらら危ないです。専門家だからいって必ず勝てるとは限らないのが投資の世界です。専門家が勝てる世界であれば、大学の経済学者たちはたちまち皆億万長者になっています。

 

法律や税金の専門家や医者と違って、投資のプロというは存在しません。

 

歯が痛くなったら歯の専門家である歯医者さんに診てもらうのは正しいですが、投資したいからといって銀行員や証券会社の営業マンに話を聞くのは間違っています。

 

保険を契約するときに保険屋に相談しても、自分の会社の保険しか勧めないことと同じように、投資信託も自分が売りたいと思っているものしか教えてくれません。

 

最近では銀行の窓口でも投資信託を勧める機会が多くなりました。まとまった額のお金を銀行に持っていくとかなりの確率で紹介されます。

 

身内の銀行員で投資に失敗している人の話

 

わたしの身内で投資信託を販売している銀行員がいます。

 

身内だけの席でお酒を飲みながら話をしていて、ブラジルレアルなどの新興国に投資をする信託を買っていると言っていました。その身内の女性が家族(夫)には言えないけど、じつは300万円損をしていると言っていました。

 

そのときはあまり深く考えずに聞いていましたが、翌日冷静に考えるとちょっと驚きました。

 

60歳近いベテランの銀行マンが300万円も投資信託で負けている。元金は知らないですが、決して少ない金額ではありません。ちなみにこの時わたしは、300万円の資金でプラス100万円でした。わたしも投資をしているとは言いましたが、これを聞いた後では詳細についてはもちろん言えません。

 

わたしにとっては300万円は大金ですが、60歳近い年齢の人からみればそれほど大きな金額ではないのかもしれませんが。

 

新興国関連の投資は少し前は儲かる儲かるって頻繁に宣伝されていましたが、非常にリスクが高い投資です。正直こういう類の商品にはあまり投資したいと思いません。新興国の銘柄は経済状況が不安定というのもありますが、それ以外にも政治的なリスクが高いことを考慮しなければいけません。

 

このとき思ったのは、投資信託を販売する営業マンも悪質な商品だとわかっていて自ら売りつけているのではなく、純粋に何も知らない人も意外と多いんじゃないのかなあと思いました。 

 

皮肉な話ですが、後者の方は自分も儲けられると思って投資していると、自然と販売成績も高そうです。

 

投資信託よりも個別銘柄で投資するべき理由

 

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わたしは以下の3つの理由で、投資信託よりも個別銘柄に投資するべきだと考えています。

 

①手数料が高い
②市場平均を上回る成績はごくまれ
③投資信託の数が多い
④楽しくない

 

銀行員が勧める投資信託は手数料が高い

 

投資信託を購入する場合、平均で2〜3%程度の手数料がかかると言われています。この手数料からファンドマネージャーやアナリスト、営業マンの給料が支払われます。

 

300万円投資して年間の手数料が3%だった場合、1年間で9万円のコストを支払うことになります。その投資会社に500人が同じ条件で契約すれば、これだけで売り上げが「4500万円」になります。顧客が1000人集まれば「9000万円」です。

 

ひとりひとりの負担はそれほど大きくはないですが、購入者が増えればけっこうな金額が動くことになります。運用パフォーマンスよりも投資会社の目的は顧客を集めることに集中してしまいます。

 

運用パフォーマンスは上げようと思ってもなかなか上げられません。

 

市場平均さえ上回れない、投資信託の数も多すぎる

 

日本国内で販売している投資信託は5000本あると言われています。この中で市場平均を上回る投資信託はどれくらいあるのでしょうか?手数料を考慮すると多くの投資信託が、市場平均にさえ勝てないという事実があります。

 

1年という期間ではアクティブファンドの6割が市場平均を下回ります。10年では7割が下回り、20年では8割が下回ります。投資のプロだから勝てるというのは幻想で、現実はなかなか厳しいものがあります。

 

そう考えると5000本の中から勝てる信託を探すよりも、素直に個別銘柄3500社の中から儲けられる銘柄を探した方がいいのかもしれません。

 

他人に運用を任せてしまうと、株や経済を学ぶ貴重な機会を失うし失敗から学ぶ機会も失ってしまいます。

 

投資信託はやっぱり楽しくないから

 

これは完全に好みの問題になりますが、やっぱり株式投資を楽しみたいです。他人に運用を任せようと思うと、自分が正しかったのかそれとも間違っていたのか、次は失敗しないようにこうしようとか、この分野は苦手だから勉強しよう、という意識がなくなってしまいます。

 

クルマが好きでも嫌いでもない人にとっては、オートマ車というのはアクセルとブレーキだけなので便利で画期的な仕組みかもしれませんが、クルマ好きにはいらない機能です。どれだけオートマ車が便利になっても、かれらはマニュアル車を買います。

 

それと同じで投資も自分でやるからこそ楽しみがあります。(わたしはそう思っています)

 

同僚で過去に株で大損をしたから、リスクの少ない投資信託に切り替えたという人がいます。たしかに個別銘柄よりも暴落する可能性は低くなりますが正直何が楽しいのかな?と思ってしまいます。

 

銀行員からアドバイスを聞くのは辞めよう

 

投資信託には一概にもすべて悪いというわけではありません。投資信託はインデックス運用、アクティブ運用の2つに大別されます。実はインデックス運用を選択すると、リスクを最小限に抑え、誰もが簡単に資産を増やすことに成功します。

 

しかしこうした投資信託を銀行の窓口で勧められることはありません。

 

優れた投資信託ほど、運用の手間がかからず手数料も安く設定されています。こうした優良な商品は販売する営業マンの利益とは相反してしまいます。

 

電気屋に家電を買いに行っても、ネットや他の店でもっと安く買えるのを教えてくれないのと一緒です。

 

少なくとも銀行員からお金持ちになる方法を聞くのは辞めた方がいいのかもしれません。

 

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