株式投資初心者必見!はじめての人のための3000円投資生活

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投資を始めるにあたってまず何からやれば良いのかわからない、という方はこの本を読むことをおススメします。

 

 

 

内容紹介によると「たちまち30万部突破!」、2016年9月末現在でアマゾンの「一般・投資読み物 の 売れ筋ランキング」で1位を獲得するなど人気があります。

 

月々3000万円の投資というのは、それだけ投資をしない方にもハードルが低い内容になっている事を示しています。まだ投資をしたことがないという方がいたら、是非この本を一読してほしいです。

 

これは宣伝かもしれないですが、以下の記載もあります。

 

夫婦で貯金ゼロだったのに、8年で1000万円も! (派遣社員)
息子の大学入学までに教育費700万円の貯蓄に成功! (パート主婦)
10年で2000万円貯蓄! 老後も不安じゃありません! (会社員)
などコツコツと投資をして成功した人が続出です!

→この内容は著者の本意ではないのかもしれません

 

タイトルからもわかるように投資額は月々3000円、このお金をリスクが最も少ないバランス型の投資信託に投資しましょうというお話しです。基本的にはこれだけです、あとは何も難しことは書いていません。

 

月の投資金額3000円というと少し物足りないように感じますが、まずは投資とはどういうものかを知るという点で丁度いい金額だと思います。

 

シンプルだからこそ損をする可能性は極めて低く、資産をゆっくりと着実に成長させることができます。

 

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インデックス運用とは

 

この本で進めているのは以下2つの投資信託です。

・世界経済インデックスファンド
・eMAXISバランス(8資産均等型)

 

どちらもバランスを重視したインデックス運用です。

 

インデックス運用とは、日経平均やダウ平均などインデックスとの連動を目指した投資信託を指します。

 

これの反対はアクティブ運用です。アクティブ運用の場合、運用者がハイパフォーマンスを狙って銘柄選択を行います。そのため運用コストも上がりリスクが高くなる傾向にあります。

 

本書が勧めるこの2つの信託の場合は、国内債券と株式、日本だけでなく世界の先進国株式にバランスよく投資をしているのが特徴です。

 

少額の投資信託を購入するだけで、世界中の金融商品にリスクヘッジすることができます。運用会社に定期的に支払う信託報酬は、わずか0.5%だけです。

 

インデックスファンドに絞る利点

 

投資信託に絞るならインデックスファンドを選択すべきです。手数料が高いアクティブファンドはあまり賢い選択とは言えません。

 

投資の世界ではすでに証明されていることですが、ファンド運用者のパフォーマンスは、インデックス平均よりも低いことが知られています。まぐれで高パフォーマンスを叩き出すことはありますが、安定して利益を稼ぎだすファンドはほとんど存在しません。

 

また、運用者の手数料の高さがパフォーマンスに連動することもありません。

 

そう考えると、着実に資産を増やしたいなら手数料の低いインデックスファンドを採用すべきです。

 

インデックス運用の最大の利点は、投資に時間を使う必要が一切ない点です。

 

個別銘柄のように、業界研究や企業研究、毎日株価をチェックする必要もありません。本業の仕事に集中し、週末はいつも通りの生活を過ごすことができます。

 

面倒なことがキライ、でもお金を着実に増やしたい、そういう方にピッタリの方法です。

 

投資は最初からやらない方がいい?

 

投資はリスクが高いから最初からやらない方がいい!と考える方もいるかもしれませんが、それは間違っています。

 

日本の株式市場を見るとイメージがわきにくいかもしれませんが、資本主義経済では株式や国債などの金融商品は年々成長していきます。対して、円やドルなどの政府が発行する通貨は年々価値が下がることが前提になっています。

 

詳細は以下を参照

www.eyasu2008-2.com

 

銀行貯金に全額お金を置いているという事は、ひとつの国ひとつの通貨に全財産をぶち込んでいる状況です。

 

日本円は世界でも有数の信用力が高い通貨ですが、それでもひとつだけというのは非常にリスクが高いのです。

 

1000万円の資産をすべて1銘柄で運用すると聞いたら、リスクが高いと思いますよね。なので多少手数料が掛かったとしても世界中の金融商品にヘッジしているというのは、とても理に叶った行為なのです。

 

積み立て投資の威力

 

積み立て投資というのは、非常に強力な効果を発揮します。

 

積み立て投資+複利の効果を利用することこそが、投資の真骨頂です。

 

著者が3000円と設定しているのは、投資を知らない多くの方にもこの本を手に取ってほしかったからだと思います。

 

投資に慣れてきたら、効果を実感しつつ積み立て金額を徐々に増やすのが賢明です。

 

運用平均を毎年2%だと仮定して、積立金を変えた場合に、30年後にいくらになるのかシミュレーションしてみます。

 

月に3000円、147万8176円
月に10000円、492万7254円
月に30000円、1478万1762円
月に50000円、2463万6269円
月に100000円、4927万2539円

 

このように積み立て金額を増やすと、お金が一気に増えていくのがわかります。

 

月に3000円だと147万円にしかなりませんが、10万円を積み立てた場合4900万円になります。10万円を銀行貯金に入れた場合、30年後には3600万にしかなりません。

 

夫婦で働いている家庭なら、月に10万円は決して難しくない金額です。

 

インデックスと比較すると個別銘柄はリスクが高いです

 

中には毎月決まった額を積み立てるよりも、個別銘柄で運用したい方もいると思います。


わたしは100%個別銘柄で運用しています。投資の醍醐味を味わいたいのであれば、やはり個別銘柄は楽しいです。

 

しかし投資や経済の知識がない方には、少しハードルが高いと感じることもあります。

 

偉そうなことを言っていますが本当にそう思います。

 

わたしの場合、23歳のときに人生初の株式投資を始めて、半年も経たない間に資産の半分を減らして辞めてしまいました。

 

知識が追いつく前にお金を減らしすぎたため、投資とは何なのか学ぶ前に終わってしまいました。

 

投資の世界で利益を稼ぐ事に成功しているのは上位20%と言われています。

 

2016年は上昇相場だったにも拘わらず、プラスで終えたのは全体の40%だけです。


個別銘柄は楽しいですが、その反面リスクが高く安定した資産形成には向かないという面もあります。

 

そう考えると、やはり初心者の方はまずシンプルな方法で投資の世界に入り、勉強して投資に徐々に慣れてきてから、自分なりのやり方を試した方がいいのではないかと思います。

 

そういう点で、わかりやすさに追求した本書はかなりの良書だといえます。

 

これから投資を始めようと思っている方には必見です。