お金持ちになるための20代の理想的な給与配分、クルマと家賃には使わないが前提

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香港の資産家リーカーシンが語った『お金持ちになる技術』というインタビューにあった「お金持ちになるための20代の給与配分」が面白かったので紹介します。

 

彼によると理想的な20代の給料配分は以下のようになります。

 

6万円:生活費(食費)
4万円:友達作り
3万円:学び
2万円:旅
5万円:貯金

 

手取りが20万円だった場合を想定しています。生活費が6万円とありますが、これは東京在住だった場合は家賃だけで軽く6万円は飛んでしまうため、どれだけ節約してもまず不可能です。おそらく20代向けとあるので実家暮らしを想定しています。

 

地方暮らしの場合は、家賃が安いアパートに住めばギリギリ達成できそうですが、それでも生活費を6万円以内に収めるのであれば、クルマのある生活は諦めなければいけません。

 

現実的に関東に住んで実家から職場に通える、物価の安い地方に住んで手取り20万円でクルマのない生活、真面目に考えると最初から無理な設定な気もしますが、それだけ生活費にはお金を掛けるなということが言いたいのだと思います。

 

以下の本に紹介されています。購入してから気付きましたがあまりアマゾンの評価は高くなかったです。

 

 

 

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理想的な20代の給料配分の内訳について

 

簡単に内容を説明すると

 

2番目の4万円は友達作りに使おう。月に2回は君より頑張っている人や、君がもっていない知識を持っている人をランチに誘っておごってあげよう。

 

3番目の3万円は「学び」に使おう。本を読んで理解して本が教えてくれることを戦略的に武器にしよう。月に2万円は何かの研修や講座を受けてみよう。

 

4番目の2万円は「旅」に使おう、これを使って年に最低1回は旅に出よう。安い宿を使ってコストを減らしながら、何年かかけて色んな国を見に行こう。 これはリフレッシュにもなり、色んな意味で人生を豊かにしてくれる。

 

5番目の5万円は貯金しよう。貯めていつか起業資金にするのだ。

 

貯めたお金を使って小さな事業をやってみればいい。どこかで何かを仕入れて売ってみるだけでいい。小さく始めれば失敗しても大した傷ではない。成功すれば、ものすごい自信になる。

 

小さな商売で成功することはまったく新しい学びであり、やがて長期の投資計画もできるようになる。そして長期的にお金に苦労しなくなる。

 

という内容になっています。基本的に消費を減らして、未来への投資のためにお金を使いましょうということが述べられています。

 

理想的な20代の給料配分について感想

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順番に給料配分についてみていくと友達作りに4万円とあります。たとえば将来は自分でビジネスを始めたい、そのためには人との繋がりが重要だと考えてる人にとっては最高の投資になります。

 

個人的には、わたしは一人で行動するタイプなので、ネットワークなど人脈作りにそこまでお金を使いたいとは思っていません。

 

営業マンや将来自分の事業を起こすタイプの人にはそれだけの価値がありそうですが、わたしには向かないです。

 

学びのために月3万円とあります。月に1000円の本を買ったとしても30冊買えてしまいます。会員費が7~8000円の習い事でも4件程度通うことができます。

 

これもわたしにとっては少々使いすぎな印象を受けます。もちろん何を勉強したいかにもよりますが5ま、私の場合本を買っても多くて月に8冊程度、5000円もあれば足りてしまいます。共通の趣味(株式投資)を持つ人たちと知りあいたいと思っていますが、それでも月に1万円の会員制でも十分そうです。

 

旅行のために2万円とあります。人生を豊かにするために旅行にいくというのは賛成ですが、2万円も使わなくていいのでは?とも思っています。月に2万円貯めると年間で24万円になります。

 

もう少し低予算でも旅は十分に楽しめそうです、たとえば日本から近場の香港や台湾に行けば1回5~6万円程度で行けてしまいます。もちろん宿泊先はドミトリーやホステルなど格安ホテルを利用します。

 

最後に貯金5万円は、いつか起業資金のためにお金を貯めましょうとあります。これは100%同意します。しかしながら、、生活費を支払ったあとに手元に14万円も残るであれば、もっと貯金(投資)に回した方がいいのではと思ってしまいました。

 

ゼロから事業を起こす場合は初期費用が必要になりますが、今の時代ネットを使えば、ほぼ初期費用ゼロでビジネスを始められます。起業資金は必要にならないため、残ったお金は可能な限り株式に全資産を振り分けていきます。

 

株式投資で8万円手元に残すと数年後には数倍に増えていきます。14万円となるとさらに資産の増加スピードは加速していきます。

 

20代手取り20万円で生活費6万円は非現実

 

理想的な給与配分は将来どういう生活を思い描いているのか、によって大きく変わってくるため一概には言えないですが、少なくともこの配分はわたしとは大きな違いがありました。

 

また、手取り20万円の給与を貰っても、家賃や生活費を払ったあとに14万円を残すこと自体現実味に欠けています。関東に実家があり、かつ実家から会社に通える人は多くはありません、これだけでもかなり恵まれた条件だといえます。

 

物価の安い地方に実家がある人が、地方で就職先を探せばもっと手取り収入は減ります。大手企業でない限り16~18万円程度でになります。地方で実家に住む場合はクルマを所有したとしても6万円の生活は難しくないですが、そうでない限りはクルマを手放すことになります。

 

20代、地方に働く若者でクルマを所有しない生活をしている人は相当少ないです。

 

現実的に考えると、実家暮らしの人が最大限節約しても月に残るのは8万円程度、そうでなければ3万円程度がいいところではないでしょうか。14万円残すことを前提にしている時点でちょっと現実的ではない話になってしまいます。

 

わたしの理想的な給料配分

 

わたしの理想的な給料配分は以下になります。

 

収入23万円
6万円:家賃
2万円:携帯、保険など固定費
2万円:食費(生活費)
2万円:娯楽費(本、外食、飲み会)
11万円:株式投資

 

東京で一人暮らしをすると家賃だけでも6万円は取られてしまいます。そこから携帯などの固定費で2万円程度、食費は基本自炊をしているので2万円程度に抑えています。平日は朝晩家でご飯を食べますが、お昼も職場が近いため家に帰って食べています。

 

外でお酒を飲むと気付いたら1回の飲み会で1万円くらい使ってしまうので、外に飲みに行くのを辞めました。そうすれば週末に数回外食をしても娯楽関係は2万円程度におさまります。

 

残った11万円はすべて株式など金融資産に振り分けます。高配当の銘柄に投資をすると、配当金が支払われるため手取り収入が増えていきます。

 

年間200万円ペースで3%の高配当銘柄を買い進めることができると1年後には年間6万円の収入、5年後には30万円、10年後には60万円の収入になります。

 

60万円の収入は月に換算すると5万になります。20代の時に手取り収入が20万しかなくても、10年後には手取りが増えると25万円、その間会社の給料が5万円増えれば手取りは30万円になります。

 

銀行貯金への配分はゼロでもいいくらいです。わたしたちは毎月20万円ものお金を会社から手にします、急な出費が必要なければ手元にお金がなくても困ることはそうそうありません。

 

もしも手元にキャッシュがないと不安なら、収入の3か月程度を銀行貯金においておけばいいです。

 

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クルマや住居なんかに使うお金はない

 

わたしの理想的な給料配分とは大きな相違がありますが、それでも一致していることがあります。それはクルマや住宅なんかに払う無駄なお金はない方がいいということです。

 

クルマを所有すると、いくら安いクルマを所有してもひと月に3万円程度の維持費が掛かります。お金に余裕がある人ならいいかもしれませんが、もしも手元にお金が残らないのであれば諦めた方がいいかもしれません。

 

また、家賃についても同様です。よく東京の高い家賃に住んで、東京の高い家賃に住んで節約するためにお弁当を持参する人がいますが、ランチ代をケチっても節約できる金額はたかがしれています。

 

安い弁当屋さんでランチを買えば、自炊した場合と比較しても2~300円の違いにしかなりません。これでは朝早く起きてお弁当の準備をしても月に節約できるお金は5~6000円程度です。労力のわりにコストパフォーマンスは決して高くはありません。

 

会社の同僚で職場から30分程度離れたところで、家賃が9万円、水道光熱費や通信費を加えて11万円程度かけている人がいますが、贅沢をしなければ2~3万円生活費を落とすことができます。わたしは個室を諦めているので、これよりも5万円安く生活しています。

 

ランチ代をケチるよりも、家賃を見直した方がはるかにコストパフォーマンスは高いです。

 

なにを目標にするかで理想的な給料配分は変わる

 

それぞれ人によって理想的な給料配分は変わってきます。大事なのは将来何をしたいのかが重要になります。

 

起業をしたいのであれば、起業資金にお金を貯めなくてはいけません。起業するために人脈が必要であれば、そのために友好費にもある程度お金を使う必要があります。仕事で成功したい、資格を取りたい、将来やりたい仕事があるのなら、専門知識を身に付けるために学ぶことにお金を使う必要があります。

 

わたしのように、将来は脱サラしてセミリタイア生活を目指すのであれば、できる限り金融資産にお金を振り分けて、不労所得を増やす必要があります。

 

ある程度、お金を使うことに目的を持っていると、ただの消費でしかないクルマや住居にお金を使おうという考えがなくなります。明確な人生の目標がないまま、働いて会社から給料をもらっていると、気付いたら必要がないものにお金を使っていた、ということになります。

 

なので、理想的な給料配分を設定するためにも、まずはお金を使ってなにをやりたいかを考えることをおススメします。

 

目標はセミリタイア

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