資産3000万円貯まるためには、銀行貯金では30年必要だが株式投資では19年で達成できる理由

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資産を3000万円貯めることができれば、ある程度余裕のある人生を送ることができるのではないかと思っています。わたしは40歳で金融資産が3000万円貯めることを目標にしてます。

 

現在30歳なので、あと10年で2500万円増やす必要があります。

 

投資ブロガーの方をみても、資産3000万円程度保有していると、周りからの評価も高く安定した長期投資家という称号を得ているように見えます。発信する情報も論理的でわかりやすく、投資法も確立されていて高い投資知識があることが素人目にもわかります。


またおもしろいことに、投資ブログの場合現在の資産額とアクセス数はきれいに比例しています。資産額の多いブログのアクセス数は右肩上がりで上昇していきます。

 

資産を3000万円築くめに単純に銀行貯金した場合、年間で100万円貯めることができると30年間で達成することができます。大学を卒業し22歳で働き始めたとすると52歳で達成します。

 

もちろん結婚や子育てを迎えたりと、支出はそのときどきで上下しますが、あくまで年間100万円を毎年達成した場合です。

 

対して複利を利用した株式投資では、3000万円貯めるために、どれくらいの期間で達成なのか検証してみると、わずか19年間で達成します。

 

株式投資の複利を利用すると、より効果的に資産を増やすことができます。必ず儲かるわけではないので、人によっては財産を失ってしまう可能性も否定はできませんが。

 

ちなみに銀行の定期貯金でも0.02%の利息が付きます。ただ、この場合30年間運用したとしても8万円しかつかないため無視します。

 

資産3000万円の現実性

 

資産3000万円と聞くと途方もない数値に見えます。1万円札100枚を積み重ねると厚さは1センチになるので、3000万円を重ねると30センチになります。

 

社会人成りたての方は、貯金がない状態で社会人生活をスタートするので3000万円と言われてもなかなか想像がつかない金額です。20代は遊びたい盛りで必要以上にお金を消費してしまうため、100万円ですら貯められる人も少ないと思います。

 

わたしはお金使いが荒い方だったので、銀行貯金の残高が100万円を超えるようになったのは27歳を超えたあたりからです。

 

しかし、3000万円というのは冷静に考えるとそれほど大きな金額ではありません。

 

たとえば大学卒のサラリーマンが生涯働き続けた場合、男性は2億円5000万円、女性は2億円稼ぐことになります。大学卒ではなく中卒だったとしても、男性は1億8000万円、女性は1億1000万円ものお金を稼ぎます。

 

つまり、定年まで働き続けたとすると億単位でお金を稼いでは、そのお金を消費していることになります。

 

最近は結婚しない層も増えていますが、もしも大学時代に付き合った恋人と社会人になり22歳で結婚した場合、2人合わせて4億5000万円の収入を得ていることになります。

 

そう考えたら3000万円の資産というのは、決して途方もない金額ではないことになります。現実的に誰もが達成可能なのです。

 

また、不動産会社のSUMMOが公表したデータによると、年収500万円台での住宅ローンの買い入れ額は3026万円とあります。つまり、住宅ローンを借りなければ住宅ローンを払い終えることには、これくらいの金額は手元に残ることになります。

 

3026万円借りるということは、毎月の返済額は8万5000円になります。安い賃貸に住みつつ。この分を投資に回せば年間100万円のタネ銭を作ることができます。

 

マイホームを持つために3000万円の借金をすることの是非は置いておいて、住宅ローンを見ても3000万円の資産を持つことは決して珍しいことではありません。

 

年収500万円台といわず年収400万円台でも、平均で2750万円の住宅ローンを借入しています。

 

サラリーマンの生涯賃金は2億円もあります、億万長者になるチャンスは誰にでもあります

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2人以上の世帯の金融資産の平均値は?

 

金融広報中央委員会が公表した2016年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯が保有する金融資産は平均で1078万円とあります。中央値で見ると400万円まで下がります。

 

この1078万円という資産が多いか少ないかという論争が以前ネットでありましたが、個人的にはそれほど多い金額だとは思いません。むしろ2人以上の世帯でもこれしかないのかというのが感想です。1人あたりに換算すると539万円です。

 

また興味深いことにこの金融資産の構成比は、預貯金が55%も占めます。銀行貯金は定期でさえ0.02%の利回りしか付きません、金融資産の大半を銀行に置いていることにも同時に驚きます。

 

このお金が金融市場へ向いてくれると、日本株は活況してくれるかもしれません。

 

わたしの場合、サラリーマンの年収が330万円のときに資産形成を始めて、3年半で500万円まで資産を増やすことに成功しました。この経験から多くのサラリーマンは必要以上にお金を使いすぎているのではないかなと思うに至りました。

 

年間で100万円の現実性は?

 

銀行貯金だけで30年以内で貯めようと思うと、年間100万円のハードルを越えなければなりません。年間300万円程度の年収でも、年100万円貯めるのはそれほど難しくないと考えています。

 

年収が300万円あれば、月の手取りは20万円あります。年に8万円残したとすると自由に使えるお金は12万円です。

 

地方であれば車を持たない、都内であれば個室を諦める、という生活スタイルに切り替えれば年間100万程度であれば達成できます。

 

私の周りでは、地方会社に入社した新入社員でも車を買わない人が増えてきています。シェアハウスがブームになっていることからもわかるように、個室を諦めて生活している若者も増えてきています。

 

サラリーマン生活を送り収入が徐々に増えてきたら、月に8万円を維持しつつ生活水準を上げていけばいいだけです。収入が増えてから手元にお金を残そうとすると、たいてい失敗します。収入があがれば生活水準をそのまま上げてしまうからです。

 

生活水準を上げないためにも知恵が必要になってきます。

 

株式投資の場合19年間で3000万円の資産に達する

 

年間100万円を積み立て、利回りが5%の株式投資で運用した場合、何年で3000万円達成することができるでしょうか?

 

01年目、100万円
05年目、552万円
10年目、1257万円
15年目、2157万円
20年目、3306万円 ★
25年目、4772万円
30年目、6643万円

 

19年目には3053万円となるため、41歳で3000万円達成することができます。つまり、銀行貯金に預けるよりも11年早く到達することができます。

 

そのまま30年間運用を続ければ、資産は6643万円まで増えてきます。これは銀行貯金で運用した場合のちょうど2倍になります。

 

時間が経てばたつほど複利の効果が効いてくることがわかります。最初の5年間552万円しか増えませんが、最後の5年間は1900万円も資産が増えます。

 

5%というのは投資の世界では、そこまで難しい数値ではありません。配当利回りが3%の銘柄に投資した場合、株価の上がり益が2%保持できれば達成することができます。

 

1株100円で購入した銘柄が1年後に102円になってくれればいいのです。

 

利回りが8%で計算すると何年で達成できるでしょうか?

 

01年目、100万円
05年目、586万円
10年目、1448万円
15年目、2715万円
20年目、4576万円 ★
25年目、7310万円
30年目、11328万円

 

わずか16年目で3000万円を達成することができます。銀行貯金よりも2倍のペースで達成し、30年間運用すると億り人の仲間入りです。

 

10年連続で利回り8%というのは、簡単ではないですが途方もない数値というわけでもありません。確実に成長していく優良銘柄、暴落時に割安で大量に買い漁ることができたら達成できる可能性は十分にあります。

 

以下はわたしの3年間の投資のパフォーマンスです。

 

2013年、130万円
2014年、236万円(年比+80%)
2015年、362万円(年比+53%)
2016年、518万円(年比+43%)

 

1年間のサラリーマンによる収入(100万円前後)も足している数値ですが、投資だけで見ても年利8%は超えています。

 

年間100万円をキープするだけで人生は豊かになる

 

年間100万円をボーダーラインにすると、年齢を重ねるごとに生活水準を上げることができるので、徐々に裕福な暮らしを送ることができます。歳を取ることが楽しくなってきます。

 

年間100万円を達成しようとすると、社会人成りたての頃は生活が苦しくなります。地方では車のない生活、都内では個室を諦めて共同部屋に住むことになるため、ストレスに感じる人もいます。

 

22歳で年収300万円、手取り月収20万円時代に月8万円を差し引くと、自由に使えるお金はたったの12万円しかありません。

 

しかし年齢を重ねることで勤労所得が増え、資産の3%を配当金として支払われるようになると、月に使えるお金は二次曲線で増えていきます。

 

年齢、勤労所得、月に使えるお金、配当金
22歳、300万円、12万円、0万円
27歳、350万円、15万円、1.38万円
32歳、400万円、18万円、3.14万円
37歳、450万円、21万円、5.39万円

 

最初の年はカツカツで月に12万円で生活していたとしても、順調に昇給していけば、10年後の32歳を超えることには、株式の配当金を足して月に21万ものお金が自由に使えるようになります。10年間で月の生活費が9万円も上昇します。

 

自由に使えるお金が増えて生活水準が上がったとしても、年間100万円のボーダーラインさえ守っていれば、複利の効果で資産は年齢を重ねるごとに上昇していきます。最初の5年間は552万円しか増えないですが、10年後の5年間は1300万円もの資産が増えます。

 

より豊かな生活をするために生活水準を上げてもいいし、もっと多くの資産を形成したいのであれば、さらに積立金を増やすという選択肢もあります。

 

こうしたお金の知識を知ってると、専門的な資格を取ろうとか、収入を上げるために特別なことをする必要はなく、普通のサラリーマンでもお金持ちになれることがわかります。


難しいのは、給料が少ない20代のときにどう過ごすかということです。

 

社会人になり給料を会社から貰うようになり、欲望を満たすためにお金を使うか、それとも将来のことを考えてお金を使うかで、大きくその後の人生は変わります。

 

新入社員の頃の同僚を見ると、20代で生活水準に見合ったお金の使い方ができない人は30代になってもお金がないままです。

 

まとめ

 

投資の力を利用すると、銀行貯金もはるかに効率よく資産を増やすことができます。

 

クルマや住宅を手に入れるために銀行からローンを借りなければ、銀行貯金で3000万円貯めるのに30年必要とします。これを運用益が5%の株式で運用した場合、わずか19年で達成することができます。

 

株式投資での運用はリスクがありますが、0.02%の銀行貯金に頼るよりも理に叶ったやり方のように見えます。100万円ずつ毎年銀行に積み増しても30年後は8万円の利息しか手にすることはできません。

 

5%の運用益を上げるためには、停滞する日本市場ばかりではなく、配当性向も高く先進国の中で唯一成長を続ける米国市場を検討してみるのもいいかもしれません。

 

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