月の手取り収入31万円、金融資産500万円、サラリーマン生活に大きな不満がなくてもセミリタイアを目指す理由は?

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自分でいうのもなんですが、それなりに順調なサラリーマン生活を送っています。

 

20代の頃は年収が中々上がらず、ずっと300万円台でしたが30手前あたりから上昇してきました。今年の年収は500万円程度、賞与分も月の手取り収入に回すとだいたい31万円になります。

 

そこまで多い金額ではありませんが、浪費家ではないため今の給料には満足しています。


28歳のときに初期費用100万円で始めた投資も、市況が良かったことに後押しされわずか3年間で500万円まで資産が増えました。

 

このまま今の生活を続けると35歳には1000万円、複利の効果が生きて波に乗り始めると40歳には2000万円の領域に達するかもしれません。もしくは株式市場が大暴落して、資産100万円という可能性もありますが。

 

この年齢でこれだけ資産があると物価も高く裕福な日本にいても、それなりに良い生活を送ることができます。

 

資産が3000万円以上は、富裕層の階層ではアッパーマス層と呼ばれますが、この層に入れば日本の上位20%にランクインします。

 

2000万円以上になると日本の上位30%位に入れるかもしれません。22歳で底辺のIT中小企業に入社したことを考えると十分過ぎるほどです。

 

たぶん大半のサラリーマンよりも生活にはそれほど不満はない方です。20代は辛いときもたくさん経験してきましたが、現在はどちらかというと楽をしています。

 

労働時間が過度に多くなることはないし、徒歩10分圏内に住んでいるため満員電車も避けています、自分が期待する以上に年収も資産も順調に増えてきました。

 

ではなぜセミリアタイアしたいのか考えると、以下の理由があります。

 

・サラリーマンでいることのメリットが薄れている
・椅子に座ってパソコンを見ている時間が長い
・残業をしたくない
・毎日ジムに行けない
・ゆっくりと読書ができない
・長期で旅行に行けないし割高料金を払うことになる

 

サラリーマンでいることのメリットが薄れている

 

日本社会全体でいえることですが、明らかにサラリーマンでいることのメリットは薄れつつあります。これは偶然そうなったわけではなく明確な理由があります。ひとつは財政難で税負担が増えていること、もうひとつは額は少ないけれど個人でも収入を得やすい時代になったことです。

 

個人事業主やフリーランスなどたくさんの業種が居る中で、サラリーマンは多くの税金を負担しているからです。この流れはわたしが社会人として働き始めた10年前よりも大きくなっています。

 

サラリーマンが多くの税金を負担させられるのは、税金制度について知識がないからです。企業が代行して税金を取ってくれるため、政府からしたら取りやすいのです。お金は何もないところから生まれないので、政府の財源が足りない以上は、どこからか資金を調達しなければなりません。それは、公務員や個人事業主よりもサラリーマンとなります。

 

高度成長期を迎え企業がお金を稼いでいる時代は、企業が大量の労働者を抱える必要があるため、様々な優遇策が生まれました。終身雇用や年功序列、企業年金制度はこの時代に作られたものです。

 

今は時代が違います。昔ほど企業は右肩上がりに成長できるわけではありません。市場からお金を調達できない以上は、人件費を削らなくてはなりません。人件費も抑制され、税負担が増えているため、勤労所得だけに頼っていると重力の世界で働いているように感じます。


もうひとつの理由は、インターネットが普及したことにより個人でもお金を稼ぎやすい時代に移行したことです。

 

働かないニートが上昇しているというのは、数10年も前から言われていることですが、この情報化社会で働かずにまったく収入を得ていない割合は、どれくらいいるのかなと疑問に思います。

 

実家に住んでニートと言いつつも、ネットで最低限はおこずかいを稼ぎ、損益分岐点はクリアしているのではないかと思ってしまいます。

 

高齢者の数が増え若者の人口が減る中、さらに追い打ちをかけるようにサラリーマンにならない若者も増えています。数として多くはありませんが、学生時代からブログやアフェリエイトで集客し、サラリーマンの初任給くらい稼いでいる人は、ここ最近で急上昇しています。

 

こうなってくると、サラリーマンでしかお金を稼ぐ能力がない人ほど税金を過度に負担することになります。所得税や社会保障税で多くを負担しているサラリーマンが、消費税延期を喜ぶのは皮肉な話です。

 

椅子に座ってパソコンを見ている時間が長過ぎる

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サラリーマンをしていて思うのは、やはり椅子に座ってパソコンを眺めている時間が異様に長いということ。朝会社に着いてパソコンの前に座って、会社を出る前の時間までずーっとパソコンを眺めます。もしも残業して夜の10時まで会社にいたらそれだけで12時間液晶画面を眺めていることになります。

 

さらに人によっては、電車で移動している時間はスマホを眺めて、家に帰ってテレビを見て、ブログを書く時はまたパソコンを眺めることになります。

 

日本でテレビが普及し始めたのなんてつい戦後の話です。そう考えるとここ40~50年のサラリーマンは液晶画面を眺める時間は尋常じゃないことになります。

 

社会人になりこの生活を10年続けていますが、あと30年続けられるとは到底思えません。

 

平日は液晶画面の見過ぎで目が疲れるたびに、はやくセミリタイアしたいなと考えます。


1時間でも残業をしたくない

 

わたしは空気を読まないタイプなので、普段仕事が忙しくないとき以外はさっさと定時に帰ります。ただ、エンジニアの仕事をしているとどうしても帰れないときというのがあります。

 

正直、これは明日でいんじゃないの?と思う事でも、一人でもそう思っているいない人がいるとそういうわけにもいきません。組織の中で生きる以上は、我慢しなくてはならないこともあります。

 

5人に3人は会社の奴隷として生きている人がいて、途中で帰ってしまうとそういう人たちから、責任を放棄して一人だけ帰ったというレッテルを貼られます。

 

年齢を重ねるにつれて残業をするのが耐えられない身体になりました。それは年齢を重ねて老いが始まることによって、残りの人生は無限ではないことに気付くようになるからです。

 

昔は夜の11時まで毎日働くような生活を送ったときもありますが、今だと夜の8時まで残業しただけでもストレスになってしまいます。それほど私の中で時間の価値が上がったことになります。

 

残業の出ない会社で平気で残業している人たち、つまりは人生の限られた時間を無駄にしている人と一緒にいたくないという気持ちが強くなります。

 

できればこういう人たちとは縁を切って、セミリアタイア生活を送りたいです。

 

毎日ジムに行って、毎日読書をしたい

 

贅沢な悩みなのかもしれませんが、毎日ジムに行って汗を流して、毎日ゆっくりと読書をするのが夢です。

 

月会費が8000円のジムに通っていた時に、多いときで週に5日通っていました。その場合、1回の使用料に換算すると400円です。ジムで2時間身体を動かして、サウナに入ってシャワーを浴びて帰ると考えるとコスパは悪くはありません。

 

しかし、仕事が忙しくなると週に1~2回しか行けなくなります。その場合、一回の使用料は1~2000円にまで跳ね上がります。

 

やらなければならない仕事があるんだから、たかがジムくらい我慢しろよと言われそうですが、仕事でストレスが溜まる上に、馬鹿高いジムの会員費を払うなど、ダブルパンチでストレスが溜まります。


定期的に身体を動かすと、身体的にも精神的にも健康になるし、病気に掛かるリスクが減るため、将来の医療代も節約できます。それくらいジムは高い効果を発揮します。

 

そもそも、会社とは定時まで働く契約しかしていないことを考えると、たかが仕事のためにこの機会を失うのは理不尽としかいいようがありません。

 

読書についても、基本的には空き時間を利用して本を読むだけです。じっくりと思考を巡らせるほど読み込むことはできません。

 

一日の時間は自分が思う以上に限られてしまいます。睡眠は8時間欲しいし、安く身体にいいものを食べるためには自炊しなくてはいけないし、身体を動かして運動したいし、本も読みたいし、お酒を飲みながら誰かと会話したいし、何も考えずにぼーっとしたいし、副業でお金を稼ぎたいし、週末はパートナーと旅行や観光にも出かけたいです。

 

しかし、サラリーマンとして忙しく働いていると平日は何もすることができません。起きて会社に行って、帰ってご飯を作って、一息ついたらもう寝る時間です。週末に集中しますが、週末の時間も限られています。

 

たくさん本を読みたいのですが、読書は優先順位としては下がります。

 

サラリーマンとして働いたままでも、ジムに行くことも読書をすることもできます。でも、どうしても時間は限られてしまいます。

 

サラリーマンの思考で考えると、じゃあ自分の時間を作るために効率よく仕事しよう、という話になります。

 

本屋にいくと、自分の時間を増やすために効率よく働く仕事術など、そういう類の本を大量に見かけますが、読みたくもない本を買って、効率よく働くための知識を取り入れるのはそもそもムダだと言うことに気づきます。

 

こうした本を読み漁る時期もありましたが、いまではすっぱり読まなくなりました。

 

自分が効率よく働いて要領よく仕事を終わったとしても、それで助かるのは労働者ではなく経営者です。だからこそ経営者側に立つ人はわたしたちに要領よく働くことを勧めます。しかし、実際に働いたことがある人ならわかると思いますが、会社にいると自分の仕事が終わっても帰れないときもあるし、仕事ができると仕事量が増えるだけで得をすることは少ないのです。

 

効率よく働くにしてもサラリーマンのためにではなく、セミリタイア後自分のビジネスのために効率よく働きたいという思いがあります。そうすれば自分の時間がダイレクトに増えます。

 

長期で旅行に行けないし割高料金を払うことになる

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自覚している人が意外と少ないですが、サラリーマンは常に割高料金を払っています。

 

たとえばGWや年末などの繁盛期ではなく、閑散期に旅行すると飛行機代は半額になるし、宿代も相当安くなります。6万円の航空券が3万円で買えます。

 

サラリーマンは常に会社に拘束されているようなものなので、旅行できる期間が限られています。帰りの便に決まった時間に空港に居る必要があります。そのため、効率よく観光地を回れるプランを立て、すべての日程をあらかじめ計画しなくてはいけません。

 

先日、沖縄旅行のための計画を立てていました。連休の開始から終わりまでで飛行機の往復券を取ると高くなるため、連休の真ん中を抑えて取りました。

 

バスで安く移動できるんだけど、日程に余裕がないため効率よく回るためにレンタカーを借りることになりました。レンタカー料金をみると1日半で1万8千円です。

 

セミリタイア後に連休を外して旅行すると、航空券も安く手に入るし、急いでホテルを予約する必要もないし、レンタカーを借りる必要もありません。旅行して気に入った場所があれば、プランを変更してしばらく滞在することもできます。

 

旅行もサラリーマンでいることで余分なコストを払っていることになります。

 

5年間セミリタイアしてみた

 

今の生活でもお金に困らず、ある程度満足のいく生活ができているのですが、やはりセミリタイアしたいという気持ちは常にあります。

 

最近、セミリタイアを実現した前任者が書いた本を読みましたが、セミリタイアするために今いくら貯金があるかどうかは関係ないといいます。

 

本気でセミリタイア生活をしたいと思ったら、貯金が500万円しかなくても大丈夫だそうです。ちょっとそれはさすがにどうなのかなと思ってしまいますが、なんとかなるかもしれないと勇気を貰えます。

 

 

セミリタイア後の目標生活費

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セミリアイアのために準備しておきたいこと

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