長時間労働に悩む20代のサラリーマンが仕事のストレスを消す方法

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普通のサラリーマンであれば、定年までの人生の大半を労働のために時間を費やします。


この生活にストレスを貯め込まず、楽しく仕事ができる人は決して多くないように思います。少なくともわたしは働くことにストレスを感じます。

 

とくに20代のうちは長時間労働だったり、やりたくない仕事を押し付けられたり、必要以上にストレスを貯め込んでいるのではないかと予想します。そしてストレスを貯め込んでしまうとストレスを発散するためにお金の出費が増え、中々お金が貯まらないという方もいるのではないでしょうか。

 

わたしはそうでした。

 

真面目な人ほど書店に行き、働き方が書かれたノウハウやビジネス書を読み漁りモチベーションを上げようとしますが、1週間もすれば元の状態に戻ってしまいます。

 

無理にモチベーションを上げて、その時の気持ちをごまかすことに成功しても、やっぱり仕事はやりたくないものです。誰もがやりたくないからこそ、資本家はお金を払ってあなたを雇っているのです。

 

ストレスを消すために大事なのは、無理にモチベーションを上げることではありません、思い切って覚悟を持つことです。

 

仕事をやらなければならないと考えて仕事をするのと、いつ辞めても困らない、そう思って仕事をするのとでは精神的に掛かるストレスが天と地ほど差があります。

 

わたしはこの覚悟を持つことで仕事でのストレスが無くなりました。

 

精神的に有利な立場に立つと、人は仕事の成果も出しやすい状況になります。逆境で追い込まれたときに力を発揮するのは、ドラマや漫画の世界だけの話です。

 

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どうしてサラリーマンはストレスが溜まるのか

 

まずはどうしてサラリーマン生活がストレスが溜まるのか考えてみましょう。人によって大小はありますが、大概以下のような理由があります。

 

やりたくない仕事をやらなければならない
好きな時間に帰れない
忙しければ週末も犠牲にしなければならない
転勤が命じられる可能性がある
上司に言いたい事が言えない
満員電車に乗って通勤する
有給が取りにくい
嫌いな人とも付き合わなければならない

 

こういう不満を抱えているのであれば、会社と対等な立場に立てていないからです。本来雇用契約とは、会社と労働者は対等な立場で契約が結ばれています。

 

会社に人生のすべてを預けてしまうと、当然ながら対等に交渉することはできません。会社の要求に答えないと居場所を失ってしまうため、断るという選択肢がなくなります。

 

ここで必要な覚悟とは、来月仕事がクビになっても困らないという状況を精神的に作ることです。収入が途絶えたら生きていけないと、過度に心配すると相手に弱みを握られることになります。勝負の世界では精神的に弱みを持つと、絶対に勝つことができません。

 

会社の要求を断ったとして、来月仕事をクビになったときにどれだけ生活していけるかをあらかじめ試算しておきます。

 

会社都合の場合失業手当はいくら貰えるのか、生活水準を具体的にどれくらい落とすことができるのか、実家に戻る選択肢はないか、副業で家賃だけでも賄えないか、転職の準備をして市場価値を知っておく。これらの事を考慮しておくと、仕事を失ったときの心配は減ります。

 

たとえば会社をクビになったとしても3カ月間は失業手当を貰うことができます。計算すると1月だいたい20万円前後です。

 

賃貸も会社の近くに住む必要がなくなるため、もっと家賃の安いところに引っ越します。1人部屋を諦めれば東京の郊外で家具付き、水道高熱費込みで3万円のところもあります。

 

実家で親がまだ健在であれば、実家に帰るのもありです。しばらくの間生活費を払う必要がなくなります。そうした場合、月に掛かるお金は携帯代くらいです。

 

副業で月に3万円稼ぐ事に成功しているなら、仕事を辞めたあとは副業に専念することができます。生活水準を落とせばなんとか生活できるかもしれませす。

 

生活水準を落としたくないのであれば、事前に転職活動をしておいて市場価値を知っておくと有事の際もスムーズに話が進みます。

 

こういう準備を事前にしておくと、必要以上にやりたくないことを断ることができます。心に余裕ができると仕事もはかどります。独身であれば決して難しくありません。

 

すでに結婚して子供がいる、借金してマイホームやクルマを所有している場合、生活水準を落とすのは難しいかもしれません。

 

パートナーの分の生活費も稼がないといけない、子供の養育費が掛かる、今年は車検代を払わないといけない、住宅ローンだけで月に10万円用意しなければいけない、こういう状況にいると半年後には貯金をすべて使い果たしているかもしれません。

 

そうならないように人生設計をするのも必要です。

 

実家に帰れば最大13年間生きていける

 

わたしは仕事でスケジュールに関してはかなりシビアに見ています。

 

納期ありきの仕事だとスケジュール次第で作業時間が大きく変わってきます。納期が近くなると作業時間が増えます。残業は1分でもしたくないためスケジュールが遅れそうになる原因は、できる限り早い段階で不安要素を排除します。

 

しかしサラリーマンをしていると、外的要因で帰れない事も多々あります。中には残業してもいいからとダラダラと非効率なやり方で仕事をする人もいます。それが自分の上司という可能性も否定できません。

 

自分の作業が遅くて残業してしまうというのは理解できるのですが、他人の作業が遅くて残業してしまうのは物凄いストレスが掛かります。

 

あるとき、最終的にはひとつのシステムを別のチームでプロジェクト単で開発していて、別のチームがスケジュール通りに進まず、順調にいっていた方のチームも残業することになりました。

 

そのときに順調に進んでいるチームのリーダーは私で、別のチームのリーダーはわたしの上司です。この人はいつも遅くまで働いているので、残業することに対する抵抗はあまりありません。

 

ある日、この上司のせいで残業するのがバカらしいと思うようになりました。

 

この上司は結婚して子供もいて、クルマとマイホームを保有しています。仕事が順調に進まず毎日夜の12時まで働いてでも絶対に納期を守らなければなりません。

 

私の場合、独身でクルマもマイホームも所有していません。失礼な話かもしれませんが、わたしにはこの上司のリスクを背負う必要は一切ありません。

 

月に払うお金は賃貸と保険と携帯代くらいです。納期を守れなくてクビになったら、アパートを解約し実家に帰ります。

 

実家に帰れば両親ともにまだ働いており、しばらくは生活費が掛かりません。ひと月3万円生活費が掛かったとしても今の貯金で13年間生活することができます。3万円くらいなら、別の手段で収入を得られるかもしれません。

 

そうすると貯金を切り崩さずに生活することができます。

 

そう考えると失うものは何もありません、たとえスケジュール通り進んでいなくても無視して帰ることにしました。

 

不満がなくなるとサラリーマン人生も悪くはない

 

こういう考えを持つようになってから残業をしてまで働く必要がないことがわかりました。残業して働かないといけないというのは、わたしにとって一番のストレスだったため、自然と仕事のストレスもなくなってしまいました。

 

以前は、早くサラリーマンを辞めて独立しようと意気込む時期もありましたが、ストレスがなくなるとサラリーマンでも悪くないなと思います。

 

毎月決まった給料が銀行に振り込まれ、順調に資産形成に励み、ある程度副業でもお金を稼ぐ事ができたらその段階で仕事を辞めます。

 

安定した収入が突然なくなるのはストレスですが、しっかりとセミリタイアに向けて準備期間を持つことができます。

 

もしも20代で独身、長時間労働で不満を抱えているなら、もしも仕事を失ったときのリスクを冷静に分析してみてはどうでしょうか。

 

仕事に不満を持つと転職を真っ先に検討する人が多いですが、不満の原因を突き詰めていくと労働者であることに不満を持っているケースが多いです。その場合、転職をして表面的な問題を解決できたとしもて、実は根本的な問題を解決できていないことに気付きます。