年収が400万円以下で月の手取りが20万を超えない人は多い、20代で結婚相手が見つからない理由

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年収が400万円以上は当たり前、月の手取りが20万円を超えないなんてありえない、なんて考えている人が多いと思いますが、この水準に達しないサラリーマンはけっこうたくさんいます。

 

下手をすると生涯300万円台というのもあたり前な時代になりつつあります。

 

 

しかし依然として女性は、異性に対して求める水準はまだまだ高いところにあるようです。あるインターネットによる調査によると、女性が結婚相手に求める年収は、最多が年収500万円以上という調査結果になりました。

 

結婚相手に求める年収は?
500万円以上、21.9%
600万円以上、17.8%
400万円以上、12.6%

 

※調査概要
調査実施時期:2016年11月2日~2016年11月4日
調査対象者 :20代~40代の未婚女性
有効回答数 :335名
調査方法  :インターネット調査

 

結婚相手に求める年収は「500万円以上」!8割以上の女性は結婚後にマイホーム購入を希望 | マンションサプリ

 

 

結婚相手の年収よりもお金の価値観を気にするべき

 

交際相手に相手の年収を求めることはありませんが、結婚相手を選ぶ場合、生活を共にするためどうしても相手の年収を考慮する必要があります。

 

よくお金は生きていく上で重要じゃないという方もいますが、お金とは人生そのものなので、お金を避けて生きていくことはできません。離婚の最大の原因はお金の問題によるところが大きいです。

 

結婚生活に多少のトラブルを抱えていても、お金があればなんとか乗り切っていく可能性がありますが、お互いに不満を持っている、金銭的にもトラブルが多いとなると、一緒にいる意味はなくなってしまいます。

 

女性の場合、出産や子育てなど一時的に働きたくても働けない時期を迎えるため、事前にトラブルを回避するためにも、できれば早い段階で相手の年収を確認しておかなければなりません。

 

高級車に乗っていたり、ブランド物の時計を身に着けていたとしても、実はギャンブルに依存していて借金を抱えているとか、結婚して初めてわかったけど貯金はまったくなかったというのは本当によく聞く話です。目に見えるモノだけではなく、外側からでは見えない相手の内側にも目を向ける必要があります。

 

とくにお金に関することとなると、親しい中にならないと中々打ち明けて話すことはないので難しいものがあります。それでも大切なことなので、やはり事前に情報を得る必要があります。

 

ただここで重要なのは、相手の年収はとても重要だけれども、まずは現実にどれくらい稼いでいる人がいるのかを事前に知る必要があります。

 

現実が見えず理想だけが高くなってしまうと、周りが見えず悲惨な結果になってしまいます。

 

高度経済性が終わり、超低成長時代が20年も続いたことで、さすがに結婚相手は年収1000万円が条件だと言う方は減ったかと思います。年収1000万円を超える割合は、全体のわずか4%知りません。

 

サラリーマンの年収は年齢に応じて高くなるので、この水準を超えてくるのはすでに既婚者で40歳過ぎている場合が多いです。独身20~30代となると、0.5%ですらいないのが現実です。たとえ運よく見つけたとしても、パートナーとして捕まえるのは難しいです。数百人集まるライバルの中から競争に勝ち抜かなくてはいけません。

 

200人に1人いるかいないかの年収1000万円の男性を探し求めるよりも、年収が500万円の相手を探し、自分の年収を500万円に上げた方が、何倍も効率がいいようにさえ思います。

 

実際に調べてみると20代独身で年収400万円を超えない人は多いし、手取り月給が20万を超えない人も非常に多いです。まずは現実社会の事実を知り、さらに自分が稼げる収入を考慮した上で、パートナーに求める収入を考えた方が良いです。

 

また収入が高いことも大事ですが、パートナーを探す上でそれ以上に重要なのは、お金の価値観が一致するかどうかです。収入が多くても少なくても、お金の価値観が合わなければ一緒に住んでいて、必ずストレスになります。

 

年収が400万円を超えない割合は57.4%

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国税庁「民間」、調査によると年収が400万円を超えない人の割合は以下の通りです。


男性:41.4%
女性:80.3%
全体:57.4%

 

国税庁の調査によるとなんと41%の男性は平均年収が400万円以下で働きます。男女を合わせた全体の割合は半数以上です。

 

女性が80%と特出して高いのは、パートなど非正規社員を含んだ数値のため、結婚や育児後にパートとして働く女性が多いため男性よりも高くなります。

 

逆にいうと年収が400万円でさえ到達しない男性が6割もいるということです。日本の平均年齢は46歳なので、多くの20代や30代の若者が400万円を超えないことがわかります。

 

年収400万円貰っていたとして、税金など差し引くと実際に受け取る手取りは320万円、月に換算すると26万6000円になります。日本企業の多くはボーナス制度を採用しているため、手取り賞与が半年に30万円だとすると、月の手取りは20万円になります。

 

会社側からすると給与は下げにくく、賞与はすぐにカットできるため、月収に対して賞与の割合が高い会社は少なくありません。

 

手取りが10万円台はありえないと考えている方は多いと思いますが、実際にはそれほど珍しい数値ではありません。むしろ20代の大半が10万円台になります。

 

年収ラボの20代の平均年収を見てみると、20代前半の平均年収はわずか246万円しかありません。20代後半でさえ339万円です。

 

20代・20歳代平均年収-年収ラボ

 

年収が300万円を超えない割合は39.9%

 

年齢が20、30代で、年収が5~600万円はほとんどいない、400万円でさえ届かない割合が多い、そうすると300万円以下の割合はどれくらいいるのでしょうか?

 

年収300万円以下の割合いは以下のようになります。

 

男性:23.1%
女性:64.0%
全体:39.9%

 

男性だけ見た場合に23%もいます。割合でいうと4人か5人に1人です。すべての年齢を含めての割合なので、20代だけに絞った場合、半数以上が300万円に届かない可能性があります。

 

また男女全体でみた場合、じつに4割の人が年収300万円にも達しません。正規社員だけに絞った場合は少なりますが、非正規社員で働く人口は増加しています。

 

年収300万円というと手取りで248万円、月に換算するとちょうど20万ちょっとです。一人では生活に困ることはないですが、家族を養うとなると難しいかもしれません。


つまり20代の女性の方が同年代で相手を探そうと思うと、半数以上が賞与なし月の手取りが20万円にも届かない可能性があります。

 

最近、30代男性と20代女性の一回りくらい違う歳の差婚が増えましたが、これくらいの年齢差がお互いの現実と理想のギャップを埋めるのにちょうどいい水準になるのです。


年収300万円時代に合わせて将来設計をする

 

ここで言いたいのは、年収が300万円、400万円の地雷を踏まないように結婚相手を探しましょうということではありません。

 

年収が増えないのは、日本経済のパイが拡大しないため、これはどうしようもないことです。この先も経済が成長することは当分ないといえます。

 

そうなると必要なことは、今の時代に合わせて人生設計をする必要があるということです。年収300万円の時代は現実に来てしまいました、にもかかわらず頭の中がそれに追いついていないと、ストレスを感じやすくなってしまいます。

 

年収300万円の割合が増えれば、社会はそういう層をターゲットにビジネスが展開されるため、暮らせなくなることはまずありえません。

 

たとえ年収が300万円だったとしても、贅沢をしなければ十分に暮らしていけます。パートナーがともに300万円だったとしても、世帯年収は600万円にもなります。

 

クルマや住宅用のマイホームなど無駄なことに消費をして、必要以上に生活水準をあげさえしなければ、出産や子育ても決して難しくはありません。

 

むしろ年収が5~600万円など稼ぎ、金使いが荒い人ほど気を付けた方がいいです。

 

なんとなくお金があった方がいいと思っている人は避けた方が良い理由

 

もしもパートナーがお金はたくさんあるに越したことはないと思っているようであれば十分に注意する必要があります。

 

お金は大事ですが、お金が多ければ多いほどいいとうわけではありません。最終的にはお金があったら何に使いたいか、どういう生活を送りたいかによって必要な金額は変わってきます。

 

目的がなくただお金が欲しいと思っている人は、自己顕示欲が強く他人にお金があることを強調したいという人が多いです。このタイプは、見栄をはるために無駄なことにお金を消費する傾向になります。

 

元々お金を貯めることに対して目的がないため、この自己顕示欲はどこまでいっても満たされることはありません。常に現状よりも高い収入を求めます。

 

400万円稼いでいるパートナーに満足できないですが、仮にそのパートナーが月に500万円稼ぐようになったとしても、400万円しか稼いでいたときと同じように満足できていません。たとえそれが600万円、700万円稼いでいたとしても同じです。

 

男性はこういうパートナーを見つけてしまうと必ず不幸になります。

 

大事なのは収入が多いか少ないかではなく、お金の価値観が合うかどうかに重点を置くべきです。

 

たとえ高収入を得ていたとしていても、相手がもっと多くのお金を求めていたら、お互いストレスのある生活を送ることになります。この場合、収入が多いか少ないかはまったく関係がありません。

 

お金に対する価値観というのは、生きていく上でそうそうかわるものではありません。表面上はあっているように思えても実はそんなことはなく、一緒に生活していると徐々に表面化してきます。

 

このときに、無理だなと思ったらお互いのためにも早めに決断をした方がいいのかもしれません。

 

年収300万円時代の生き方

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